【シンガポール】3月の輸出7.7%増、過去最高額を更新

【亜州ビジネス編集部】

シンガポール企業庁が18日発表した2022年3月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比で7.7%増え、単月で過去最高となる191億9769万シンガポールドル(約1兆7900億円)に拡大した。プラス成長は16カ月連続。伸び率は前月の9.4%から縮小したものの、主力の電子製品や医薬品が2桁増を維持した。

電子製品(11.5%増)は16カ月連続のプラス。電子の5割を占める集積回路(IC)が21.0%増となり、全体をけん引した。また、ディスクドライブ(70.4%増)の高い伸びが続いている。一方、プリント回路基板アセンブリー(PCBA)は7カ月連続の前年割れだった。非電子製品(6.8%増)は7カ月連続のプラス。非貨幣用金(86.5%増)や医薬品(17.9%増)、計測機器(19.5%増)などの伸びが寄与した。

主要国・地域への輸出は、米国向け(68.1%増)が急拡大し、国別で最大となった。医薬品が3.4倍、特殊機械が1.9倍に増えた。国別2位の中国向け(4.8%増)は伸びが減速。日本向け(24.2%増)は9カ月連続のプラスで、電子製品(59.5%増)、非電子製品(17.7%増)とも伸びが加速した。


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