【中国】上海で段階的に封鎖解除、16日から流通業再開

【亜州ビジネス編集部】

新型コロナウイルス対策でロックダウン(都市封鎖)が続く上海市で、陳通・副市長は15日、スーパーマーケットや食品市場など流通業の店舗を16日から段階的に再開すると発表した。地下鉄などの公共交通機関も運転再開に向け準備を始めている。中国証券報など複数メディアが伝えた。

上海市で営業中のスーパーなどは一時約1400店まで落ち込んだが、16日から1万店余りに拡大する。オンライン通販などを通じた1日の配達件数は約500万件に増える見通しだ。上海市商務委員会などによると、流通各社は14日までに営業再開に向けた準備に着手。宅配便各社も配達員11万8000人を確保した。

地下鉄、路線バスの運営会社も15日までに運行再開に向けて準備を始めた。上海市の地下鉄は現在、全面運休中だが、全路線の設備点検に着手。運転再開の予定は今後発表するという。

上海市衛生健康委員会の発表によると、15日に確認された新型コロナ新規感染者は938人。うち有症が69人、無症状が869人だった。


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