【ベトナム】特別消費税の支払期限延期、自動車メーカー対象

【亜州ビジネス編集部】

政府は、国産車メーカーに対する特別消費税(SCT)の納税期限延長を決めた。財務省の提案を承認した格好で、新型コロナウイルス流行により財務が悪化したメーカーの資金流動性を高める狙い。SCTの支払期限延長は新型コロナが発生した2020年から毎年行っており、今年が3回目となる。VNエクスプレスが22日付で伝えた。

今年6〜9月に納税期限を迎えるSCTについて、期限を11月20日に先延ばしする。国内で自動車を製造または組立生産するメーカーが対象。財務省によれば、約20兆ドン(約1100億円)の納税期限が先送りされる。

SCTの課税額は、エンジン車の場合に車体価格の35〜150%で、排気量や自動車のタイプによって税率が異なる。電気自動車(EV)は1〜15%に優遇されている。


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