【タイ】9月にも最低賃金引き上げ、5〜8%の見通し

【亜州ビジネス編集部】

スラチャイ労働相補佐によると、9月にも法定最低賃金が引き上げられる。インフレが加速する中、政労使の3者で構成される賃金委員会が来月にも賃上げに合意する見通し。上げ幅は5〜8%が見込まれている。バンコクポストが28日付で伝えた。

スチャート労働相が先に、改定時期を来年1月とする方針を示していたが、労働者側の要求で前倒しすることになった。物価が高騰していることを考慮し、雇用側も2〜3カ月早めることに合意したという。

新型コロナウイルス流行の影響で、最低賃金は2020年1月から据え置かれてきた。現在は都県別に1日313〜336バーツとなっている。


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