【アセアン】6月の域内自動車生産4割増、16カ月連続プラス

【亜州ビジネス編集部】

東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の自動車業界団体が加盟するアセアン自動車連盟(AAF)の集計によると、2022年6月の域内6カ国の自動車生産台数は、前年同月比37.2%増の35万1480台だった。前年同月を上回るのは16カ月連続。半導体不足の影響は残るものの、新型コロナウイルスの活動制限が緩和される中で各国の国内販売が拡大し、生産増につながった。マレーシアで前年同月に大幅減だった反動があり、高い伸びとなった。

タイの生産は2カ月ぶりのプラス。部品不足の影響で乗用車の輸出向け生産が低迷する一方、1トンピックアップが2割近く増えた。国内販売も1トンピックを中心に伸びている。なお、AAFが発表した生産・販売台数は、タイ工業連盟(FTI)による集計(6月は生産台数が14万3016台、販売台数が6万7945台)と大きく異なる。

インドネシアの生産台数は15.0%増加。国内販売と輸出も伸びており、乗用車の生産は2桁増で推移している。マレーシアは6月末の減免税措置終了を前に駆け込み需要が発生し、販売が好調だった。また、前年同月はロックダウン(都市封鎖)で工場や販売店が閉鎖されていたため、反動で大幅なプラスとなった。フィリピンは国内消費が回復する中、販売が26.8%増と好調。生産も6.2%増と2カ月連続のプラスだった。

一方、ベトナムの生産台数は、5カ月ぶりの低水準となる1万6372台にとどまった。半導体不足が影響したとされる。新型コロナ流行の影響で低調だった前年同月からは14.3%増えたものの、前月比では3割減だった。

上半期の域内全体の生産台数は18.1%増の205万5548台。新型コロナ前の19年上半期(208万3533台)に迫る水準まで回復している。


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