【アセアン】ラオス〜マレーシア間に国際貨物列車、10月にも開業

【亜州ビジネス編集部】

ラオスとタイ、マレーシアの3カ国の国鉄が協力し、3カ国を結ぶ国際貨物列車を運行する。今月12日に空荷による試験運行を実施しており、10月にもサービスを開始したい考え。2200キロメートルを72時間で結び、1週間にコンテナを片道で80TEU(20フィートコンテナ換算)運ぶ。電気・電子製品などの利用を見込む。ターンセタキットなどが伝えた。

マレー鉄道公社(KTMB)は既に受注を得ており、年間900万リンギ(約2億7000万円)の収入になる見通しという。タイ国鉄(SRT)によると、1回の輸送では62トンまで運べ、往復の運賃は32万800バーツ(約120万円)という。ラオスでは昨年12月に開通した国際長距離鉄道「中国ラオス鉄道(中老鉄路)」と接続され、中国との貿易にも利用できる。

試験運行では、12日にマレーシア国内のタイ国境にあるパダンベサール駅を出発し、17日にタイのラオス国境にあるノンカイ駅に到着した。ノンカイ駅から6キロメートル離れたラオス国内のタナレン駅までは線路が続いており、タナレンで中国ラオス鉄道に貨物を積み替えることができる。


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