【タイ】8月の失業率1.2%に低下、失業者数は2万人減

【亜州ビジネス編集部】

国家統計局(NSO)の発表によると、2022年8月の失業率は1.2%となり、前月比で0.1ポイント低下した。低下は3カ月連続。失業者数は49万2900人となり、2万800人減少した。


地域別の失業率は、北部の1.0%が最も低く、前月の1.7%から低下。他の地域ではバンコクが1.1%、南部が1.9%となり、前月を下回った。中部は1.2%で横ばい。一方、東北部は前月から上昇し、1.1%だった。

労働力人口は4025万8300人、
就業者数は前月比で0.7%増の3974万3200人。


分野別

◆農業=1.3%増の1224万6000人

◆製造業=9.7%増の927万9800人

◆商業・サービス業=3.8%減の1821万7400人


失業率は20年第1四半期まで1.0%前後で推移していたが、3月下旬に始まった新型コロナウイルス第1波の影響を受け、第2四半期に2.0%まで上昇。21年第3四半期には、新型コロナの流行後で最も高い水準となる2.3%まで悪化していた。ただ21年第4四半期以降は低下傾向にある。


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