【タイ】9月の産業景況感指数、コロナ後で最高に

【亜州ビジネス編集部】

タイ工業連盟(FTI)が12日発表した2022年9月の産業景況感指数(100以上が好感)は91.8となり、前月から1.3ポイント上昇した。

4カ月連続で上昇し、指数は新型コロナウイルスの影響が出始めた20年2月以降の2年8カ月で最高を記録。新型コロナ対策の活動制限の緩和が進んだことなどがプラスに影響した。

クリアンクライ会長は指数上昇の要因として、入国規制の緩和による内需の回復や、非常事態宣言の解除なども挙げた。業種別では衣類や食品、医薬品などで指数が上昇。一方、自動車や発電、石油化学などは低下した。

3カ月後見通し指数は101.8となり、前月から2.3ポイント上昇。国内外での観光業の回復に期待が高まり、5カ月連続の上昇となった。

指数は「良い、良くなった」と回答した企業の割合から「悪い、悪くなった」と回答した企業の割合を差し引き、100ポイントを足した値。100を上回れば「好感」とされる。今回の調査対象は製造業1274社。


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