【タイ】軽油減税を来年1月まで延長、閣議で承認

【亜州ビジネス編集部】

政府は軽油の物品税を5バーツ引き下げる措置を来年1月20日まで2カ月延長する。15日に閣議承認した。今月20日までの予定だったが、企業や消費者の負担を軽減するため延長を決めた。地元各紙によると、今回の延長で200億バーツの税収減となる見通し。


原油高を背景とする製造業の生産・物流コスト上昇などを受け、政府は2月18日に軽油物品税の減税を開始。5月20日までの3カ月間は3バーツ引き下げ、同月21日以降は引き下げ額を5バーツに拡大した。当初は7月20日までの予定だったが、その後2回にわたって延長し、今回は3回目の延長となる。

政府は4月末まで、減税と補助金拠出で軽油の小売価格を1リットル30バーツ未満に抑えていた。5月以降は補助金が減額され、11月16日時点で軽油価格は34.94バーツまで上昇している。


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