【ベトナム】22年の新車販売33%増、初の40万台超え

【亜州ビジネス編集部】

ベトナム自動車工業会(VAMA)が11日発表した2022年の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年比33.0%増の40万4635台だった。

増加は2年連続で、初めて40万台を超えた。半導体不足で年央に落ち込んだが、新型コロナウイルス禍からの回復もあって前年を大きく上回った。

内訳は乗用車が47.8%増の31万6941台、商用車が1.5%減の8万2714台など。国内生産車の販売は34.5%増の22万6487台、輸入車は31.2%増の17万8148台だった。

VAMA会員企業の販売台数は29.2%増の35万8063台。ブランド別ではトヨタが34.9%減の9万1115台で最も多く、これに韓国・起亜、三菱自動車、マツダが続いた。なおVAMA非加盟の韓国・現代自動車の販売台数は15.7%増の8万1582台となり、VAMA首位のトヨタに次ぐ水準だった。

12月は25%減、2カ月連続で縮小

12月の新車販売台数(一部企業除く)は前年同月比24.5%減の3万5301台だった。前年割れは2カ月連続。前月からは2.9%減少した。新型コロナ流行による前年からの反動がなくなっている。

内訳は乗用車が前年同月比26.0%減の2万7262台(前月比8.4%減)、商用車が16.5%減の7762台(20.2%増)など。国内生産車の販売は31.2%減の1万7666台(6.1%減)、輸入車は16.3%減の1万7635台(0.4%増)だった。

VAMA会員企業の販売台数は30.4%減の3万303台(前月比2.8%減)。ブランド別ではトヨタが22.5%減の9624台(10.9%増)で最も多く、これに米フォード(4811台)、三菱自(3056台)が続いた。VAMA非加盟の現代自は前年同月比2.7%減の9545台で、VAMA首位のトヨタに次ぐ水準だった。同じくVAMA非加盟のビンファストは40.7%増の4278台で、三菱自を上回る水準となっている。


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