【アセアン】中国ラオス鉄道経由の輸出貨物、6倍に拡大

【亜州ビジネス編集部】

国際長距離鉄道「中老鉄路(中国ラオス鉄道)」を利用した貨物輸送が急拡大している。

中国政府系メディアが伝えたところによると、雲南省最南部のラオス国境に位置するモーハンの国境検問所では、2023年1月1日から2月22日にかけて入境した輸入貨物(東南アジアからの輸出貨物)が52万2651トンに上り、同鉄道の開通直後だった前年同期に比べて496%増えた。

中国からの輸出貨物は91%増の8万5760トン。越境貨物列車は632本(1万8903両)に達し、うち中国への入境は363本(9288両)、国外への出境は269本(9615両)を数える。

同鉄道は総延長1035キロメートルで、雲南省昆明市とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ。中国区間は全長508キロメートルで、ほぼ雲南省内が占める。21年12月3日に全線開通した。


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