【フィリピン】3月の新車販売24%増、13カ月連続で2桁成長

【亜州ビジネス編集部】

フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック製造者協会(TMA)が集計した2023年3月の新車販売台数は、前年同月比24.2%増の3万6880台だった。前年同月を上回るのは13カ月連続で、全て2桁台のプラス成長。新型コロナウイルス禍からの回復で高い伸びが続いており、3月の販売台数はポストコロナ期としては昨年12月に次ぐ高水準となった。13日付各紙が伝えた。

車種別の販売は、乗用車が51.8%増の1万58台、商用車が16.3%増の2万6822台。商用車では主力のスポーツ多目的車(SUV)を含む小型商用車(LCV)が10.0%増の2万644台だった。

第1四半期の販売台数は前年同期比30.1%増の9万7284台。乗用車は35.1%増の2万4753台、商用車は28.5%増の7万2531台だった。メーカー別では首位トヨタが4万5205台でシェア46.5%を占め、これに三菱自動車が1万7765台(シェア18.3%)、日産が6396台(同6.6%)、米フォードが5893台(6.1%)、ホンダが4661台(4.8%)で続いた。

CAMPIのロンメル・グティエレス会長は、国内の各経済指標が改善していることから今後も新車販売の増加が見込めると指摘。年間販売目標の達成に自信を示した。目標は前年比10 15%増の39万5000台前後としている。22年の販売台数は前年比31.3%増の35万2596台だった。


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