【中国】「上海モーターショー」、初披露3分の2はNEV製品に

【亜州ビジネス編集部】

18日に開幕した「第20回上海国際自動車工業博覧会(上海モーターショー2023)」では、新エネルギー自動車(NEV)製品の展示が目立って増えた。今回は1000ブランドあまりが合計1500車種以上を出展している。うち150車種は新車の初披露だ。そのうち3分の2はNEVで占められている。毎日経済新聞が19日付で伝えた。

電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は、新モデル3車種を持ち込んでいる。北京汽車(BAIC)は「極狐(ARCFOX)」ブランドの新型車を展示した。蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(XPEV)、理想汽車(LI)、合創汽車科技有限公司(HYCAN)、創維汽車(Skyworth Auto)などの新興EV勢も新型の純電気自動車を紹介している。

エンジン車とEVの特徴を併せもつプラグインハイブリッド車(PHEV)の人気も高い。長城汽車は傘下ブランドの「哈弗」「坦克」「魏」を通じ、新型PHEV製品を披露した。奇瑞汽車(Chery Automobile)もPHEV製品の「8 C-DM」「9 C-DM」「TJ-1C-DM」を出品している。

中国汽車工業協会(CAAM)の統計によると、今年第1四半期の中国PHEV生産台数は、前年同期比76.1%増の45万1000台に拡大した。販売も74.1%増の43万3000台に伸びたという。

日産自動車によると、中国の自動車は世界で最も先進的な技術が使用されるようになった。市場と消費の需要が刻々と変化するなか、中国は世界の電動化、スマートコネクテッドサービスをけん引する中心地に躍進したという。

上海モーターショー2023は、今回の国家会展中心(インターナショナル・エキシビジョン・アンド・コンベンションセンター)を会場に選び、面積は36万平方メートルを超えた。27日まで開催される。


亜州ビジネスChina
https://ashu-chinastatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る