【中国】深セン国際バッテリー見本市、初日来場は過去最多14万人

【亜州ビジネス編集部】

広東省深セン市の国際会展中心で16〜18日にかけて、第15回「国際電池技術展覧会(CIBF)」が開催されている。今回の展示会には、世界各地から2500社以上の企業が出展。出展企業数は前回の2倍余りに達するという。バッテリー産業の見通しの明るさに加え、コロナ規制が解除されたこともあり、初日の入場者数は延べ14万人と過去最多を記録した。3日間の会期を通じては20万人余りが来場するとみられている。中国証券報など複数メディアが18日伝えた。

CIBFは2年に1度のペースで開催されている。動力バッテリー、エネルギー貯蔵バッテリー、3C(コンピューター、通信、コンシューマーエレクトロニクス)バッテリーなどの各種電池や、その素材、ソリューションの展示に焦点を当てたものだ。

今回の展示会には、寧徳時代新能源科技(CATL)や比亜迪(BYD)など動力バッテリーの大手メーカーのほか、国内のバッテリー素材メーカーが多数出展。独シーメンスをはじめとする海外企業の参加も多い。

バッテリー素材の大手メーカー、貝特瑞新材料集団(BTR)の担当者は「2014年から5回連続で参加しているが、ここまで盛況なのは初めてだ」と話す。また、ポータブル電源メーカー、華宝新能の担当者は「エネルギー貯蔵分野への関心の高さが表れている」とコメント。初日だけで200人余りのサプライヤーや見込み客と接触したことを明らかにした。


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