サービス向上?変わりゆくタイのタクシー事情

12月からタクシーの料金が8%引き上げ
今後はサービスが向上し、乗車拒否がなくなる!?

9月11日、バンコク・タクシー協会のウィトゥーン・ネーウパニット会長が、運輸省のプラチン・チャントーン運輸大臣・空軍大将にタクシー料金の値上げを陳情した。
同協会は、1992年に施行されたメーター料金制度以前から、1キロメートルあたりのコストと料金の不釣り合いを政府側に訴え続けていた。これを受け、同大臣は10月18日、タクシー料金を12月に現在の料金から8%引き上げると発表した。
料金の改訂後は、初乗り料金は35バーツのまま据え置かれ、メーター上昇時に値上げが適用される。また、渋滞時などの停車中は、今まで1分あたり1.5バーツずつ上昇していた料金が1分あたり2バーツずつ上昇する。
料金の値上げが実施されるタクシーは、運輸省の評価基準をクリアしたタクシーのみ。6ヵ月間の評価期間を設け、タクシー業界全体でサービスの質が上がれば、料金は最大で13%まで上昇するという。
現在、タクシー運転手のコストは1時間あたり100バーツほどといわれる。しかし、実際の売り上げは1時間あたり平均90バーツ。タクシー運転手が渋滞エリアへ向かうのに難色を示すのはある種当然だろう。
しかし、タイのタクシー運転手は、イメージが悪いというのもまた事実。タイ運輸局が2011年10月から2013年4月にかけて統計した、タクシー運転手に対する利用者のクレーム数は、「乗車拒否について」2万162件、「運転手の勤務態度について」4623件だった。
そんな背景もあってか、タイでは近年「タクシー呼び出しアプリ」に注目が集まっている。タイで利用可能なアプリは「Grab Taxi」「Easy Taxi」「Uber」の3種類。
同アプリはタクシー側、利用者側それぞれに存在し、近くにいるアプリ利用者同士をマッチングさせるもの。タクシーを呼びたい客、客を捕まえたいタクシーの双方にとって利点があるため、基本的には乗車拒否がないのが特徴。
料金の値上げは、我々利用者にとっては、あまりうれしいニュースとはいえない。しかし、政策によるサービスの向上はさることながら、今後、アプリのような便利なツールが増えていくことで、タイのタクシー事情は、より快適なものになっていくはずだ。

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