タイの富豪やエリートは罪を問われない〜レッドブルの後継者が起こしたひき逃げ事件

「レッドブル」の後継者が起こしたひき逃げ事件で浮き彫りとなったタイの現実。
“富豪やエリートたちが罪を問われない”信じ難い実情が浮かび上がってくる…。

2012年9月、世界的に人気のドリンク飲料「レッドブル」創業者の孫である、ウォラユット・ユーウィッタヤー容疑者(27)が、ひき逃げの疑いで逮捕された。

事件の詳細は以下の通り。バンコク都内スクムビット通りのソイ47付近で、パトロール中の男性警官(48)が、フェラーリにはねられ、約200メートル引きずられ死亡。車は現場から走り去った。
車から流出したオイル跡がユーウィッタヤー邸まで続いていたことから、家宅捜査を決行。フロント部分が大破したフェラーリが発見されたという。

その後、ユーウィッタヤー邸の車を管理している、スウィート・ホームウボン氏(45)が出頭したが、体にシートベルトの跡が残っていないことから身代わりと判明。後日、ウォラユット容疑者が出頭し、犯行を認めた。

彼にどのような刑が下されるのか——、世間の注目が集まったが、50万バーツ(約125万円)の保釈金で釈放された。しかも警察は身代わりで出頭してきた男を犯人でないと知っていながら、逮捕・送検しようとしていたことが分かっており、担当した警察官は異動処分となった。

警官一人が死亡する事件にもかかわらず、わずか50万バーツで釈放されてしまう理由はひとつ。“金持ち”だからである。

日本でも知られている「レッドブル」は、実はタイ生まれ。タイ人華僑であるチャリアオ・ユーウィッタヤー氏が開発した「Krating Daeng(英語でレッドブルの意)」の国際的な販売権をオーストリア人のディートリッヒ・マテシッツ氏が獲得。独自に改良を加え、世界的に有名な飲料メーカーとなった。

こういった富豪やエリートが罪を問われないというケースは、タイでは珍しくない。国民も渋々、受け入れているのが現状であり、容認し続ける限り、同じような事件が続くとみられている。一刻も早く改善を期待したい。

今回の件で、バンコク警察は「相手が権力者であろうと見逃すわけにいかない。犯人の実刑確定へ向けて全力を尽くす」と意気込んでいる。

が、この結末、果たしてどうなるのか……。

続きはこちら>タイの”富める者”が持つ圧倒的な権力とは?

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