「SEA Games 2017」開催

“東南アジアの五輪”、 ホスト国マレーシアの傍若無人な対応に金メダル?

第29回東南アジア競技会(通称SEA Games)が、8月19日にマレーシアの首都クアラルンプールで開幕。

“東南アジアの五輪”と呼ばれる同大会は、東南アジア地域の友好・理解・平和を目的とし、2年に1度開催。

今大会ではASEANを中心に11カ国 約4700人の選手が出場し、東南アジアがルーツの「セパタクロー」をはじめとしたローカルスポーツを含む38競技・404種目でメダルを争った。

近隣諸国同様、タイ国内も大盛り上がり。

プラユット暫定首相はTVを通じ選手らに声援。

また、ワチラロンコーン国王の次女シリワンナワリー王女が馬術タイ代表として参加するなど、話題は尽きない。

一方で、同大会ではホスト国がすべての権限を保持していることもあり、マレーシアのずさんな対応も参加国内で話題となっている。

SNSなどで最も炎上したのは、脚に障害を持つ女子アーチェリー・タイ代表選手への対応。

通常、アーチェリーでは自身で矢を拾いに行かなければいけないが、国際的なルールにおいて、ホスト国は障害を持つ選手に便宜を図ることが定められている。

しかし、「パラリンピックでもあるまいし」という同国の主張により、何の配慮も無かったという。

他にも、インドネシア国旗のミスプリントや、同国未出場・金メダル獲得見込みが低くなった場合のTV中継はストップなど、傍若無人な対応に参加国からは非難の声が続出した。

25日現在、タイ選手の金メダル獲得は25個。

30日の閉幕まで、メダルランキング一位の健闘を祈りたい。

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