ミシュランガイド・バンコク版

世界初“屋台”が星を獲得! 掲載98店中、星二つ3店、星一つ14店

フランスのタイヤ大手「ミシュラン」は6日、バンコクの飲食店を星の数で格付けする「ミシュランガイド・バンコク版」を公開した。

都内98店が紹介され、残念ながら、最高評価の三ツ星店はなかったものの、二ツ星3店、一ツ星14店が星を獲得した。

注目は、インド料理「ガガン(ニツ星)」やタイ料理「ナーム(一ツ星)」といった名立たる高級店に混じり、庶民の味方、屋台「ジェー・ファイ」が選ばれた点だろう。

同ガイドで“屋台”が星を獲得するのは世界初。

今後、同ガイドは1冊650バーツで、全国の書店で販売される。

同ガイドの発行を企画したタイ政府観光庁のユタサック総裁は「世界初となった屋台の星獲得は、本当に喜ばしい。

タイの魅力を世界に発信する新たなチャンスとなる」と期待した。

つまり、同ガイドブックは、タイ政府がタイの観光産業のテコ入れとして、ミシュランに持ちかけ実現した共同プロジェクト。

このために、タイ政府は1億4,400万バーツの予算を投じ、2017~22年の間に発行される企画本だ。

何はともあれ、ミシュランに選ばれた屋台は気になるところ。

同店は、プラトゥーピー(マハチャーイ通り)で70年の歴史ある老舗屋台。

カニ入りタイ風卵焼き(カイジアウ・プー)がおすすめだという。

ミシュラン一ツ星の獲得で、きっと屋台の前には大行列が出来ているに違いない。

次号では、週刊ワイズスタッフによる直撃取材の様子を紹介する。

乞うご期待。

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