“歓楽街”パタヤからの脱却

“夜のイメージ”を払拭できるか プラユット首相も本腰

2月16日、イギリスのタブロイド紙「デイリー・ミラー」がオフィシャルサイト上で、タイの著名な観光地のパタヤ市を特集。

「World’s Sex Capital」と、センセーショナルに報じ、タイメディアから注目されている。

同紙では、パタヤ市民の5分の1にあたる、2万7千人が性産業に携わっているとした上で、快楽と退廃の都として旧約聖書に登場する「ソドムとゴモラ(Sodom and Gomorrah)」になぞらえて紹介。

パタヤ市には年間100万人以上の観光客が訪れ、その内、買春目的の男性観光客も多いと揶揄している。

パタヤ市の性産業が、外国メディアに取り上げられるのは初めてではない。

昨年も、イギリスの「デイリー・メール」に同様の扱いで取り上げられており、イギリスにおいてパタヤ市は“夜の顔”のイメージが深く定着しているようだ。

「World’s Sex Capital」と呼ばれることに対し、パタヤ観光実業協会のシンチャイ会長は、「パタヤ市は歴史的背景から、性産業のイメージが付いて回ってきた。

観光に携わる企業は影響を受けており、時間はかかるが、過去のイメージを払拭する必要がある」と話している。

イメージを一新するため、ついには、プラユット暫定政権も動きを見せた。

パタヤ市が外国から「World’s Sex Capital=セックス都市」と呼ばれていることを受け、売春業界撲滅を宣言。

ムアンパタヤ署は24日、市内を巡回し、売春容疑でタイ人および外国人を20名逮捕するなど、本腰を入れて取り組み始めたようだ。

同行した、スポーツ・観光省のポンパーヌ次官は「パタヤ市にはパブやバー、マッサージ店といった性風俗関連の店だけでなく、スポーツ施設をはじめ、観光客が楽しめる場所は多数ある。

犯罪件数も大幅に減っており、昔のパタヤとは違う」と話し、今後のイメージ改善への取り組みに対し、自信をのぞかせた。

一度定着したイメージを覆すのは容易ではないが、NGO団体が懸念する、ホームレスの子どもによる児童売春と人身売買への防止の一助となるかもしれない。

これからパタヤ市が、どのように変貌を遂げるのか。

現在を知る者として大変興味深く、今後も注視していきたい。

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