世界最悪の大気汚染

チェンマイなどタイ北部を襲うPM2.5その原因は野焼きと森林火災にあった

チェンマイ県を中心に、タイ北部で世界最悪レベルの大気汚染(PM2.5=微小粒子状物質)が発生していることをご存じだろうか。2月以降、PM2.5の粒子濃度はたびたび基準の6〜7倍以上の数値を記録。地元行政も「健康に害を及ぼすレベル」だと注意を促している。

政府の発表では、3月31日にはPM2.5の濃度が基準値の7倍となる267マイクログラム/立方メートル、大気汚染指標(AQI)は357と、「危険」レベルにまで達したという。

年初にバンコクや韓国ソウルで世界トップクラスの汚染数値を弾き出したとニュースになったことが記憶に新しいが、チェンマイはもはやその比ではない。さらに、バンコクでは工場から排出される煙や車の排気ガスなど大都市特有の理由だったが、緑豊かなチェンマイは、森林火災や野焼きが原因だという。 

タイ政府が実施した衛星による火災探知調査では、タイ北部で大小合わせ1000カ所以上の森林火災を発見。そのうちの数割が野焼きによるものと断定された。また、公害監視局のウィチアン局長が「乾季で雨が降らずに煙や粉塵が滞留し、濃度が高まっている」と話す通り、時期も重なった。現在は野焼きを禁止し、放水やマスクの無料配布といった対策を打っているが、根本的な解決には至っていない。苛立ちを覚えた住民らは、県知事の辞職を求める署名活動まで始めた。観光需要増が見込まれるソンクランを前に、早期の改善を祈るばかりだ。

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