本当?!「大麻グミ」

欧米から密輸、国内で広く流通 有名俳優の所持容疑で表面化

有名なタイ人男性俳優から大麻入りのグミを食べさせられたとして11月13日、女性が都内の警察に通報した。

映画の主演も務める著名人の疑惑ということで注目を集める一方、この事件をきっかけに大量の「大麻グミ」がタイ国内に流通している事実が明らかになった。

女性はある企業のインターン生。

職場の先輩が俳優と友人関係にあったことから、3人は同月12日に昼食を共にした。

食事中、俳優から緑色のグミを渡されたが「食べた途端に動悸とめまいがした」という。
医療科学局によると、このグミには大麻と、その主成分「テトラヒドロカンナビノール(THC)」が混入。

THCは過剰摂取すると幻覚作用などを引き起こすという。

食べ物に混入した大麻を体に取り入れる場合は単体で摂取するよりも効果は弱まるが、過剰摂取に陥りやすくなる。

同俳優は容疑を否認しており、真相はまだ捜査中だが、警察の調査によって「大麻グミ」を米国や欧州から密輸する業者が数多く存在することが判明。

チェンマイで大量に押収されている他、ラヨーンやラーチャブリーでも「大麻グミ」とみられる品が見つかっているという。

食品・薬品委員会事務局は「欧米では大麻を一定量含んだ商品が販売されているが、タイは医療目的以外の販売・使用は違法」と強調。

医療科学局は「大麻が入った輸入品には『THC』『cannabis』『CBD』『Hemp』といった表記があるので要注意」と呼びかけている。

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