歪んだ愛が生んだ狂気

「好きだから逃げないで」と女性を鉄製容器に監禁 原因は幼少期に十分な愛を受けなかったこと?

バンコク都内で発生した猟奇的殺人事件が話題となっている。
資産家の男、アイス(41)が昨年10月、売春婦の女性(22)を自宅に呼び込み、暴行を加えて鉄製容器に監禁。

女性は翌日、死亡した。

男は動機について「愛する女性が僕のもとから離れてほしくなかった」と話している。

事件が明るみになったのは、薬物事件で捕まった別の容疑者が1月9日に「アイスが殺した女性の埋葬を手伝った」と自供したことがきっかけ。

警察はこの証言をもとにアイス容疑者を尋問すると、男は女性の殺害を自白。

その後、自宅周辺の地中に埋められていた女性の遺体が見つかった。

捜査を続けると、自宅周辺の池の中からさらに2人の女性の白骨死体を発見。

2人の身元はまだわかっていない。

この狂気に満ちた連続殺人事件に、SNS上では「アイスの鉄箱」との名が付けられている。

男の異常な性愛はどうして生まれたのか。

男の家庭環境を探ると、さまざまな問題が浮かび上がってきた。

男の家族は比較的裕福で、バンコクでデパートを経営していた。

ところが、父親が何者かに殺害され、母親は末っ子だけを連れて海外に逃亡。

突如として幼くして両親と兄弟を失った男のもとには祖母と、何不自由なく暮らせるほどの莫大な資産が残された。

男はその後、暴行や薬物摂取、婦女暴行などで逮捕され、2017年に釈放。

そのわずか2年後、今回の連続殺人事件を起こしている。

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