原爆75年、平和のバトン

国や世代を超えて繋ぐ、命の記憶と“平和へのねがい”。 タイ初の「原爆展」を訪れた人々の目に映った日本は…

8月6日に広島、9日には長崎に原子爆弾が投下され、75年の節目を迎えた。

各地で追悼行事が行われたものの今年は規模縮小や制約を余儀なくされ、広島市の「平和記念式典」ではハトが夏空を舞う例年のような光景は見られなかった。

核兵器の廃絶を掲げ、世界164の国と地域から7921都市が加盟する「平和首長会議」。

その理事都市・バンコク都では毎年広島市を表敬訪問してきたが、今年は総会や式典への参加を断念。

代わりに6〜9日の4日間に渡り都内で「原爆展」を開催し、犠牲者への祈りを捧げた。

6日の開会式には、大使館やタイ原子力平和利用事務局などの関係者ら約60名が出席。

この中でアサウィン都知事は「タイ国民の理解を深め、恒久的な国際社会の平和を考えるきっかけになることを期待する」と、式典開催の意義を強調した。

また、梨田在タイ日本国大使は「唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現に向けて日本は全力で取り組んでいく。

式典を通じて、平和の尊さに思いを馳せて頂きたい」と述べ、全員で黙祷を捧げた。

会場となった美術館「BACC」には被爆直後の航空写真、街と市民の惨状、被爆者が描いた絵など貴重な資料を展示。

また、「ノーモア ヒロシマ・ナガサキ」を叫ぶ短編映画のスクリーン前では涙を拭う姿もあり、来場者たちの心を揺さぶったようだ。

日本では戦後生まれが8割を超え、伝承が喫緊の課題でもある。

我々は物言わぬ戦争の記憶を未来に遺し、語り継いでいかねばならない。

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