あの洞窟事故がハリウッド映画に

世界が注目したタムルアン洞窟の救出劇 それを題材にしてハリウッドが製作する映画とは…

2018年、そのニュースは世界を駆け巡った。

それは、チェンライ県の少年サッカーチーム「ムーパ・アカデミー」所属の13人のメンバー(うち一人はコーチ)が、同県にある国立公園内のタムルアン洞窟に閉じ込められてしまった遭難事故。

世界中から集まった精鋭レスキュー隊の協力で、事故発生から18日後に全員が無事に救助された。

(レスキュー隊員が1人死亡) この救出劇をハリウッドが映画化することを進めていたが。

製作は「ダ・ヴィンチ・コード」や「アポロ13」などの作品で知られるロン・ハワード。

彼が設立したイマジン・エンターテインメント社が1億USドル以上の予算を投じて、映画「Thirteen Lives」を撮る。

そして3月11日、この映画に出演するハリウッド俳優とともにタイ人俳優の名前がアメリカのメディアに発表された。

それはウィア・スコンラワットやトゥイ・ティーラパット、さらにジェームズ・ティーラードンやプー・ウィッタヤーといったタイでは有名な俳優ばかり。

また、出演するハリウッド俳優も、ヴィゴ・モーテンセン、コリン・ファレル、ジョエル・エドガートンなどと錚々たる顔ぶれである。

今までもハリウッド映画で活躍したタイ人俳優は何人かいるが、「Thirteen Lives」というスリリングな出来事を題材にした映画に出演することで、個人の才能や力量はもとより、そんな俳優を育てたタイの映画界の底力を改めて世界にアピールすることになるだろう。

この作品は、オーストラリアやタイでロケを重ね、2年後の公開を目指し、カンヌ国際映画祭やヴェネツィア国際映画祭に出品するという。

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