ドリアンをめぐる一喜一憂

年々、輸出量が増え、活況に沸くドリアン市場。 一方では泥棒も現れる「果物の王様」の周辺

多くのタイ人が4月の収穫シーズンを楽しみにしているドリアン。

苗木を植えてから収穫まで3〜5年はかかるとされ、栽培する環境には細心の注意が払われ、コストもかかることから高価な果物として知られる。

1年のちょうど今頃が市場に出回る時期。

たとえ価格が高くても、好きな人はそれをとても楽しみにしている。

そのドリアン、実はタイにとっての重要な輸出資源の一つでもある。

農業協同組合省が8日、ドリアン25t(11200個)のオンライン予約販売を開始したところ、たった45分で完売。

それらはすべて中国・西安への輸出向けとして購入された。

国際通商交渉局によると、今年第一四半期のタイのドリアン輸出額は1億8,600万米ドルで世界第1位。

最大の輸出先は中国で、2003年から輸入関税が免除されていることもあり、輸出量は毎年伸びている。

タイ産ドリアンは中国のドリアン市場でなんと88%のシェアを持ち、その勢いに陰りは全く見えないという。

さて、国内市場の状況はといえば、コロナ禍においても売れまくっている。

付加価値の高い珍しい品種を扱う東部プラーチーンブリー県の農園では、4月末からオンラインで珍種を1個10万Bで販売したところ5月初旬で完売。

効率的で高い収益を上げられるビジネスモデルだと地元メディアも取り上げている。

また一方では少し切ないニュースもある。

チョンブリー県で200kg(2万B相当)のドリアンがトラックごと盗まれた。

程なくして犯人は逮捕されたが、盗難の理由はただ単に空腹を満たすためにドリアンを食べたかったからだという。

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