バスジャック事件に伏線あり!

身勝手な犯行に駆けつけた母親も絶句したという

「ついさっき、戦勝記念塔前で通行人を射殺したんだ」 拳銃をちらつかせ、5時間も籠城した男はこう叫んだが…

8月22日夜21時頃、バンコク都内の路線バスで立てこもり事件が発生したことは既にご存じの方も多いだろう。

現場は都心の下町・バンカピ区の、奇しくも“ハッピーランド通り”。

終点に停車したバスの後部座席にいた男が降車を拒んだかと思いきや、突如銃口を運転士の頭に向け、戦勝記念塔前へ引き返すよう要求したのだ。

車内には運転士と女性集金係の2名のみ。

男は得意気にこう言い放ったという。

「さっさとバスを出せ。

言うことを聞かなければ、お前もこの銃で撃ち殺すぞ」。

結論から言えば、これはただの虚言だった。

男の名はピーラナット・センチャン(24)都内在住の無職で、所持していた銃に殺傷能力はなく、正規運賃を払い乗車していたこともわかっている。

一向にバスを発車させないことに痺れを切らし、運転士を締め出した後は集金係を人質に立てこもったが、駆けつけたラップラオ警察に気を取られている隙に彼女も脱出に成功。

車内にたったひとりで籠城し、「首相に物申す」「レポーターを呼べ」などと警察相手に主張したが、いずれも没交渉に。

最後は犯人を説得する“お袋さん”の登場から特殊部隊の出動まで既視感のある展開でクライマックスを迎えた。

ところが事件にはまだ続きがある。

逮捕後すぐに現場で行われたコロナ検査は「陰性」も、薬物検査では「陽性」が判明。

さらに、先月にも同じ銃を使ってアーリーのコンビニを襲い、バンスー警察に行方を追われていたのだ。

死傷者ゼロは幸いだったが、強盗、逃亡、バスジャックとB級映画のように周囲を振り回し、薬物もとは辟易する。

現状3つの刑が確定だが、コロナ禍の国民をさらなる不安に陥れた罰も重い。

この記事をSNSでシェア!

一番上へ戻る