授業再開と悲しみの向こう側

献花が備えられた祭壇 ー 14歳の少女が自らの命を絶った理由とは…

オンライン授業が続いていた学校でやっと対面授業再開。
そんな時に14歳の少女が自らの命を絶った理由とは…

長引くコロナ禍の中、多くの学校が閉鎖、あるいはオンライン授業を強いられ、普通の学校生活を送れなかった。

そしてやっと、5月17日から公立学校が対面授業を再開。
ちょうど新学期のタイミングで楽しいキャンパスライフが戻ってきた。

しかし、ずっと楽しみにしていた学校生活の夢を断たれ、自らの命を絶ってしまった女子学生がいる。

ボーナスさんは、タイ南部ソンクラー県生まれの14歳。
父親は彼女のことを気にかけず、ギャンブル狂いの母親は父親と離婚。

ボーナスさんはやむなくパッタルン県の叔母のもとへ行くのだが、そこでも邪険な扱いを受けていたという。

彼女は叔母の友人の計らいで、同県の学校に入学して勉強を続けていた。
ところがコロナ禍で学校が休校している間に、母親が彼女をソンクラー県へ連れ戻すことに。

母親が何を思って彼女と再び暮らし始めたのかはわからないが、やはりうまくいくはずがない。

嫌気がさしたボーナスさんは、元の学校の先生に「パッタルン県に住んで、先生のいる学校に通いたい」と直訴。

しかし先生は「女の子の一人暮らしは無理だし、生活費の工面はどうするの?できれば今の自宅近くの学校で学ぶのが一番ではないか」とやさしく諭したという。

こうして行き場を失ったボーナスさんは、心の傷をさらに大きくしてしまった。
そして5月13日、彼女はソンクラー県の自宅で自らの命を絶つことに。

生きる希望をパッタルン県の学校に通うことに託していた14歳の少女。
悲しみの向こう側には、いったい何があるのだろうか。

そこに愛があれば、事態は少し変わっていたのかもしれない。

この記事をSNSでシェア!

一番上へ戻る