著作権に泣いた“7音節”の歌姫

「自分の歌」を最後まで歌いたい。
歌姫の願いを叶えるべくある人物が用意したサプライズとは…

ルクトゥン(タイの大衆歌謡)歌手のタカテン=チョンラダーさん。彼女は2019年に所属していた事務所「グラミーゴールド」を退社し、現在は個人で活動中。しかし、本人の過去の楽曲は前事務所が著作権を持っているため、商業目的で歌えない状態になっている。

厳密に言うと「歌えない」のではなく、どうやら(著作権法上では)歌えるのが“7音節”までだという。実際、ファンから「◯◯(グラミーの曲)を歌って」とせがまれると「7音節までなら歌えるよ」と歌っていたそう。そんな中、7音節までを歌った彼女の動画がSNSでバズり、思わぬ反響を呼んでいた。

そんな彼女に思いも寄らない出来事がおこった。タイの人気俳優アム=パチャラパーら大物芸能人のマネージャー、スパチャイさんが事情を知り、あるサプライズを計画。スパチャイさんはタカテンさんのマネージャーではないが、本人とは長い付き合いで、スパチャイさんの父親も彼女の大ファンなのだそう。スパチャイさんはタカテンさんを自分のFacebookライブ配信のゲストとして家に招待。配信中に「歌い方を教えて」とタカテンさんに言うと、彼女は「7音節だけですよ」と答えた。するとスパチャイさんは彼女に用意していたサプライズを公開。スパチャイさんは自分が買い取った彼女の全楽曲の著作権証明書(1年1ヶ月分)をタカテンさんにプレゼントしたのだ。

 衝撃のサプライズにタカテンさんは涙を流し、感謝の言葉を連呼。スパチャイさんは「これで1年間、思う存分歌ってね」とタカテンさんを応援した。“7音節”の呪縛から解放された歌姫に幸あれ。

【動画】タカテンさんが「自分の歌」を最後まで歌う

https://th-th.facebook.com/Apalare/videos/797277051280864/

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