PERRY JOHNSON REGISTRARS, INC.

同社ゼネラルマンージャーの伊藤信行代表。日系石油化学会社からの出向として1980年代に初めてタイに赴任。通算30年以上、タイのビジネスシーンで活躍している

最新のISOコンサルティングで
企業ガバナンス向上に貢献する

企業活動の中でグローバル化に必要なサプライチェーンを統一・強化するツールとして、近年は様々な規格や標準が生まれている。一方ではグローバル化と唱えつつも、欧州などでは輸入品に対して独自の規格・規制を設けており、欧州を相手にした輸出企業にとってはより高いレベルの企業コンプライアンスが求められている傾向がある。

世界に拠点を持つISO審査登録機関である同社がタイに進出したのは2003年。以来、多くの在タイ日系企業に対し、ISO認証の取得支援とその有効活用に向けたサポートを提供してきた。品質や環境に加え、労働安全衛生、統合リスク管理、BCP（事業継続プログラム）、カーボンニュートラル、オフセット、コンプライアンス経営など、一層複雑化・多様化するマネジメントシステムへの対応に貢献している。

「ISO規格は企業運営のツールです。規格と言うツールを使って企業の方針・目標達成を確実にするのが取得のゴールです。大事なことは規格と言うツールで業務の有効性を高めながら企業を守り、より良い方向へ進むことだと思います。日本人の経営者はタイ人に任せるだけではなく、自社のマネジメントシステムに首を突っ込むべきです。私自身がタイで900社以上のプロジェクトに関わってきた経験を活かし、お客様の課題解決や社内・社外ガバナンスの向上に、最大限の貢献をしたいと考えています」と、同社の伊藤GMは抱負を語る。