「ほかでは手に入らない日本の商品が多く揃うので、これからタイに赴 任される方にも安心していただけると思います」と話す宮地取締役

「ほかでは手に入らない日本の商品が多く揃うので、これからタイに赴任される方にも安心していただけると思います」と話す宮地取締役

タイ進出30年目を迎えた老舗 ぶれない姿勢を貫く日本式スーパー

「バンコクは世界でも一、二を争うほど日本の食材が手に入りやすく、日本人にとって住みやすい街」。これはもはや常識のように語られることだ。このイメージづくりに大きく貢献するのが、UFMフジスーパーの存在だろう。進出30年目を迎えた同社の軌跡を追う。

日本の食材や商品を数多く取り揃え、バンコク在住の日本人になくてはならない存在であるUFMフジスーパー。
親会社は、神奈川県に本社を構える富士シティオだ。同社は1965年に横浜市港南区に富士スーパー1 号店をオープンさせ、現在は東京と神奈川に50店舗を展開している。また、コンビニチェーンの「スリーエフ」は、同社のコンビニエンス事業部から生まれたものだ。
タイ進出は85年。タイの商社 Metro Group との合弁で UFM Fuji Super Co,. Ltd.を設立した。同年12月に1号店を出店し、その後、96年に2号店、2008年に3号店( Express)、10年には4号店をオープンさせ、順調に業績を伸ばしている。
「私どもが、ご支持をいただいているのは、一貫して〝日本の普通のスーパー〞であり続けていることだと思います」と宮地朝之取締役が語る通り、ひとたび店内に入れば、バンコクにいることを忘れてしまうような日本式の店舗が目の前に広がる。
宮地氏は「普通」であることを強調したが、フジスーパーが「日本の普通のスーパー」でありつづけるために行っている施策は徹底している。まずは、ローカルスタッフの教育だ。ただマニュアルを作って教育するだけではなく、スタッフを1年間にわたり、日本国内の店舗に派遣。現地で実際に日本の品質やサービスを学んでもらう試みを行っている。
また、日本人スタッフの人員配置にも細心の注意を払っている。
「私は精肉部門出身ですが、ほかのスタッフは青果、鮮魚、総菜、グロサリーなど、出身が異なる人員がタイに来ています」。出身セクションが異なる人材がバランスよく業務に携わることで、多面的に日本のノウハウを伝えられる。
進出30年目を迎え、今後はスクンビットエリアへのさらなる出店も視野に入れていると宮地氏は語る。また、日本各地の食材を紹介するなどの試みも意欲的に行っていきたいという。〝普通〞ではない努力を続けるフジスーパーは、今後も日本人にとって「普通以上の存在」であり続ける。

  • フジスーパー2号店。1996年5月の開店以来、多くの日本人のニーズを満たす品々を提供してきた

  • スクンビットエリアに現在4店舗を構える。このエリアでさらに数店舗展開したい考えだ

COMPANY PROFILE

会社名 UFM FUJI SUPER CO., LTD.
ロゴ
代表者 Pracha Raksincharoensak
事業内容 スーパーマーケットチェーン
設立年 1985年
TEL 02-662-1250~5
住所 79 Sukhumvit Soi 39, Klongton Nua, Wattana, Bangkok 10110
本社 神奈川県
URL http://www.ufmfujisuper.com

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