柏木氏はタイ人スタッフの対応力に自信をみせる

柏木氏はタイ人スタッフの対応力に自信をみせる

 

ソリューション提案と現地化を徹底 24時間対応するタイ人スタッフの力

自社製電動機モーターを主とした送風機や環境改善機器を製造する昭和電機。日本語に長けたタイ人マネージャーやエンジニアがとり仕切る。13ヵ国語でカタログを作成するなど、徹底した現地化で世界各地の市場を開拓する。

昭和電機のタイ事務所には、柏木健作・取締役営業本部長が時折顔を見せるものの、日本人が常駐はしていない。一方で、オフィスの上に日本語もできるタイ人エンジニア3人が居住。24時間対応を可能としている。人だけでなく、モノも同様に、常に製品やパーツの在庫を備えている。営業時間外も含めた顧客の非常時対応に自信を見せる。
同社が海外に進出したきっかけは、日本で納品した製品が、海外で知らない間に使われていることを知ったからだった。2010年に柏木氏は初めて来タイ。その時は現地代理店を通じ販売していたが、12年に正式にタイに進出。現在は当時の5倍の売上高となっている。当初は送風機や集じん機、ミストコレクターといった製品を販売するのみだったが、現在は工場の環境改善を求める顧客に合わせ、周辺機器と組み合わせたソリューションがメイン。柏木氏は「顧客が求めることを叶える。そのためには機械を売るだけではなく、フードや配管といった周辺機器も含めてアッセンブリすることが必要だ」と語る。こういったソリューションを「ちょこっとエンジニアリング」と命名した。「八百屋が野菜炒めを作りたいお客さんのために肉や調味料も用意し、要望をいろいろ聞いているうちに、結局は調理までしてしまったような感じ」と柏木氏は例え話を交えて説明する。
「ちょこっとエンジニアリング」を支えるのがタイ人スタッフ。同社では入社後、最低半年間は日本語学校で学ばせている。特に現地マネージャーは2年半通い、柏木氏ら日本のスタッフとの意思疎通を完璧にした。「コスト意識など、もはや日本人の感覚に近い」と柏木氏。タイ人スタッフ6人中4人がマネージャーの親戚であり、チームワークも円滑。できる限り日本人がいなくても対応できる仕組みを構築。取引先も地元タイ企業が多く、約6割。タイでは4期連続で黒字だ。さらに現在日本で研修中のタイ人エンジニア3人が、1年半後に戻ってくることで「ちょこっとエンジニアリング」ヘの対応力はさらに向上する。日本のオフィスでもインドネシア人やスペイン人など5ヵ国出身のスタッフが勤務するグローバル企業だ。
人員以外にも同社の現地化は徹底している。カタログは日本語や英語、タイ語、トルコ語など13ヵ国語を用意。「英語だけでなく、各国の現地語で作ると反響がまったく違う」と柏木氏は述べる。24時間対応も含めた細やかな気遣いが世界中からの受注を支えている。

  • 日本語が堪能なタイ人スタッフがきめ細やかに対応する

COMPANY PROFILE

会社名 SHOWADENKI (THAILAND) CO., LTD.
ロゴ
代表者 柏木健作
事業内容 送風機とミストコレクター、集じん機の製造
設立年 2012年
TEL 02−330−8798、085−025−1429(柏木)
住所 1/46 Soi 2 Grand De Ville, Srinakarin Soi 42, Nongbon, Prawet, Bangkok 10250
本社 大阪府
URL http://www.showadenki.co.jp
E-mail kashiwagi_i@showadenki.co.jp

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