多田氏はまじめさなど日本人らしさこそ、タイでも求められると説明

多田氏はまじめさなど日本人らしさこそ、タイでも求められると説明

日本人求職者と企業を橋渡し 専門部署で全面的にサポート

スイスに本社を置き、世界約60ヵ国で5500支店以上を展開する総合人材サービス企業のアデコ。タイにおいては特別に、日本人専門の部署を設置。増加する日本人求職者と日本人労働者を求める企業のマッチングを手がけている。

 世界最大手の人材紹介会社であるアデコ。各国で、それぞれのローカル人材を企業に紹介しているが、タイにおいては特別に専門部署の「ジャパニーズ・ディビジョン」を13年前に設置し、日本人と日本語ができるローカル人材を担当している。タイには10ヵ所の拠点があるが、日本人案件は11名が担当するこの専門部署が人材を横断的に取り扱う。
 日本人求職者を担当する多田大樹・シニアコンサルタントは「バンコク日本人商工会議所の会員数は約1700社。400〜600社のほかの東南アジア諸国と比較して、日系企業が圧倒的に多い」と、専門部署の必要性を説明する。常時250件程度の求人を扱い、月間60名程度の日本人新規登録者があるという。
 タイでの知名度の高さを生かし、日系企業はもちろん、外資企業の求人が多く、タイ人が窓口をしているような大手企業の求人も多い。アデコではビザを取得するサービスを提供していることもあり、ノウハウを生かし、日本人が就業する際に必要なビザ取得のサポートも可能だという。
 現在のタイでの日本人求職者をとりまく環境について、多田氏は「買い手市場」で、求職者と比べ企業優位と分析。タイで働きたいという日本人が増加しているためで、同社に依頼する日本人求職者も半分は日本在住という。経験値が高く、英語やタイ語などが堪能な人材が、早く仕事が決まりやすいのはもちろんだが、多田氏はタイで求められる人材像について「謙虚でまじめ、きめ細やかさといった日本人らしさ」と述べる。タイにおいても日本人と接することが多いほか、「相手に対しきめ細やかに説明できることは、タイ人にも好感を持たれる」と多田氏。また、日本と同じ業種でも、タイにおいてはまったく違う業務内容の仕事をこなさないといけないこともある。文化の異なるタイでの就業を支援すべく、同社では日本語ブログを設置。求人のほか心構えや転職活動に必要な書類の書き方といった、日本人求職者へのアドバイスを掲載している。
 今後について多田氏は「増加する求職者の方が満足いただける、より高いクオリティのサービスを提供するため、求人情報とコンサルタントの人数を2倍の規模にしたい」と説明。また、タイのアデコが中心となって、このほどベトナムにも日本人専門部署を開設した。今後、インドネシアやシンガポール、香港など他のアジア諸国でも日本人求職者支援を行うことを目指す。

  • 専門部署で日本人求職者をサポートする

COMPANY PROFILE

会社名 ADECCO THAILAND RECRUITMENT LTD.
ロゴ
代表者 K.Tidarat
事業内容 人材紹介
設立年 1989年
TEL 02-298-0234 ext.402
住所 25th Fl., SM Tower, 979/72-74 Phahonyothin Rd., Samsennai, Phayathai, Bangkok 10400
本社 バンコク
URL http://hotjobthai.co.th
E-mail japan.th@adecco.co.th

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