「Webサイト(www.mango-queen.com)を見て少しでも新種の存在を知ってほしいです」と西山代表
初の海外進出は異業種参入 「新種マンゴーを皆さんへ」
日本国内では、旅行業と不動産事業を営む美林開発(本社三重県津市)が、初の海外展開事業として選んだのが、日タイ産を交配させて栽培したマンゴー「Mango Queen(ブランド名)」事業だ。「弊社は三重県で旅行業と不動産開発を営む新しい会社です。国内海外問わず団体旅行から個人のオーダーメイド旅行を取り扱うほか、不動産開発のサポート事業を展開しています。多くの方に聞かれるのですが、事業の始まりは、ある生産者との出会いからです」と語るのは、同社代表の西山加津哉氏。
もともと、同社が管理・運営するチェンマイ県チョントン郡の農園(約120ヘクタール)は、ある日本人生産者が約30年前に切り開いた。私財を投じ、地下1000メートルから地下水を組み上げ、木1本ごとに設置したスプリンクラーで水を供給する行き届いた設備は、まさに日本式農園。そこに実るのは、日本とタイを中心に100種以上を交配させて生まれた新種5種だ。「初めて、この農園を見た時は驚きました。しかも、タイで流通させていないという事実を理解するのにも時間がかかりましたよ。生産者の想いはただ一つ。“農園を永続的に発展させ、周辺住民と一緒に豊かになっていきたい”ということでしたので、協力を決めました」(西山氏)。
今年の収穫は終わったが、本番は来年。現在、同社はタイ法人設立に向け準備中で、タイ国内専用の通販サイトもオープンするなど、本格展開に備える。同社の挑戦は始まったばかりだ。
COMPANY PROFILE
会社名 | 株式会社美林開発 |
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ロゴ | ![]() |
代表者 | 西山 加津哉 |
事業内容 | マンゴー農園の運営・管理・販売、旅行業全般(海外・国内)、不動産開発 |
設立年 | 2016年 |
TEL | +81(0)59-269-7760 |
住所 | 三重県津市香良洲町5951番地1 |
本社 | 三重県 |
URL | http://www.birin-t.com |
info@birin-t.com |