YAMATO SCALE (THAILAND) CO., LTD.

「ヤマトスケール（タイランド）」の製品の拡販やアフターフォローを行う「SENTA PACK社」のTeeraparp社長（左端）。

来年で創業100周年 “ヤマトのはかり”世界を席巻

　“ヤマトのはかり”として名を馳せる計測機器の老舗メーカー「大和製衡」。一般家庭用や産業機械用はかりの開発から製造・販売を一貫して手掛ける同社は来年、めでたく百年企業の仲間入りを果たす。計測器は“品質の保証”を司る重要な役割を持つ。ゆえに微細な誤差も許されない。そんな厳しい業界で長らく活躍し、多くの企業から厚い信頼を得ている同社。ヤマトのはかりを求める声は日本に留まらない。
　タイ現地法人「ヤマトスケール（タイランド）」を立ち上げたのが今から４年前。2017年にはオフィス１階にエンジニア常駐のショールームを開設し、「組合せはかり」などの計量機の実演や、デモ機の貸し出しを積極的に実施する。「実際に使用すると性能を実感できとあって、飛躍的に問い合わせが増えました」と伊勢聡マネージングダイレクター（MD）は語る。現在はタイの有力エンジニアリング会社である「SENTA PACK社」と業務提携しており、販路が急拡大。「ヤマトブランド」の認知度はますます高まっている。
「SENTA PACK社のTeeraparp社長とは同年代。兄弟のように日々お互いの気持ちをぶつけ合って真剣に仕事に取り組んでいる。当社製品に独自のエンジニアリング・ノウハウで付加価値を付けるという点で、彼らの右に出るものはいない」と伊勢MDは断言する。両社のタイアップがタイ市場を一層席巻するのは、間違いないだろう。