THAI OHNISHI CO., LTD.

大西康仁代表取締役社長(左)、斎藤泉ダイレクター(中央)、田中成知マネージング・ダイレクター(右)

大西康仁代表取締役社長(左)、斎藤泉ダイレクター(中央)、田中成知マネージング・ダイレクター(右)

環境試験室・装置を30ヵ国へ
ものづくりを支える縁の下の力持ち

企業が自社製品を商品化する際に欠かせない、さまざまな性能試験を提供する大西熱学。2010年にはタイ現地法人THAI OHNISHI CO., LTD.を設立し、タイ国内での強力なアフターケア・メンテナンス体制を確立するとともに、アセアン諸国も広範囲にカバーしていく。

〝冷凍空調の技術をもって世界の産業発展に寄与する〞を使命に、家電製品や自動車など、日本のものづくりを支えている大西熱学。1947年に創業し、エアコンやコンプレッサーの能力測定機器・カロリーメータを日本で初めて導入するなど、業界のパイオニア的存在だ。
同社の核をなすのは、あらゆる気象条件を再現する「環境試験室」。メーカーが新製品を開発する際、さまざまな試験を行うための試験室を提供している。試験室では、マイナス30°Cの世界や熱帯雨林、雪、雨など多様な気候条件を再現。例えば、エアコンや自動車が世界中のどんな気象下でも正常に作動するか、耐性は十分か、といった試験を行う。
「環境試験室と聞いてもピンとこないかもしれませんが、実は身近なところで皆さんの目にも触れているんです。テレビなどで、雪が降る屋外にエアコンの室外機が設置されている映像や、自動車の振動テストを行っている映像を見たことはありませんか。そういった特殊な気象の再現や、テスト環境を手掛けています」と本社社長の大西氏。
扱うのは、各種複合環境試験室・装置に加え、特殊空調設備(恒温恒湿)、エンジンベンチ用各種温調装置、液冷却加熱装置など。取引先はエネルギー、半導体から住宅、繊維、食品まで業界は幅広い。
タイにおいては日系家電メーカーのエアコン試験室を数多く手掛けている。これまでは出張ベースの人材で顧客対応してきたが、より強力なメンテナンス・アフターケア体制を確立するため現地法人設立に至った。タイで製造されるエアコンの性能検査を行う、タイ政府運営の「検定所」を同社が担当したこともタイを海外拠点に選んだ理由のひとつだ。設立後は、取り引き先からの信頼が高まり、この4年で売り上げも大きく成長した。
「日本では大手自動車メーカーに弊社の製品を納入していますが、タイではまだまだ開拓の余地があります。今後は自動車関連の取引先を日本と同レベルに増やすことが目標です。並行して、現地の技術者の育成にも力を注いでいきます」と現地法人マネージング・ダイレクター田中氏は言葉に力を込める。将来的にはタイをアセアンのハブとし、アセアン諸国を広範囲にカバーするとともに、現在はタイとマレーシアで手掛けている検定所を他国でも受注。さらに、グローバル企業として、業界のスタンダードになることを目指すという。
日本のものづくりを見えないところで支えている、いわば〝縁の下の力持ち〞。2006年に上海にも現地法人を設立しており、世界を舞台に飛躍の場を着実に広げている。

  • タイ人スタッフ。「今後はタイ人技術者を育てていきたい」と田中マネージング・ダイレクターは語る

COMPANY PROFILE

会社名 THAI OHNISHI CO., LTD.
大西熱学
ロゴ
代表者 田中成知
事業内容 各種複合環境試験室・特殊試験装置、特殊空調設備、エンジンベンチ用各種温調装置、液冷却加熱装置の製造販売
設立年 2010年
TEL 02-643-9105
住所 77 Tanakul Building, 1st Fl., Rama 9 Rd.
本社 東京都墨田区

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