ALL NIPPON AIRWAYS CO., LTD.

「外国人、日本人共にANAの名を広く知ってもらいたい」と話す同社の寺井裕バンコク支店長

「外国人、日本人共にANAの名を広く知ってもらいたい」と話す同社の寺井裕バンコク支店長

アジアシフトを進めるANA
真の“おもてなし”をタイで体現

2012年から2期連続最高益を出し、その後も好調な全日本空輸(ANA)。今年10月には、航空業界に関する研究機関(CAPA)から本年の「アジア・パシフィック・エアライン・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた。そんな同社が大注力する拠点、タイの〝いま〞を取材した。

全日本空輸(ANA)のアジアシフトが好調だ。
ご存じのとおり、東南アジア(タイ・マレーシアなど)を対象としたビザ発給要件緩和に加えて、円安や富士山の世界遺産登録などの追い風で、今年1〜10月の訪日外客数は1100万人で、すでに13年の1036万人を追い抜いた。なかでも、日本料理・文化のムーブメントが続くタイ人による訪日増は、前年度同期比48・2%だった。
ANAのタイ〜東京路線の搭乗率も、昨年7月のビザ緩和以降、二桁台で前年を上回った。航空会社にとって、この機を逃すすべはない。
最新鋭旅客機B787型機を世界で初めて営業運航した同社は、同型機の保有数も多い。もちろんドル箱路線で将来増も見込めるタイ〜東京路線へも早々に導入。機内インターネットサービスを開始するなどハード面の強化も図った。
ソフト面からも同路線への重要度が伺える。同社グループ内で5拠点目となる、現地採用のタイ人キャビンアテンダントを数十人単位で採用。年明けには、同路線に配置する。
また、今月からは、フォーシーズンズホテルの高級タイ料理店「スパイスマーケット」監修による機内試食サービスをビジネスクラスで提供(その後3ヵ月ごとに内容が変わる)。さらには、同路線の新制服を一新するなど矢継ぎ早に策を打ち出し、その手を緩めることはない。
だが、寺井バンコク支店長は「こうしたサービスは、弊社が掲げる〝おもてなし〞向上の一環です。搭乗率においては、今年7月で緩和から一年が経過。この間政情不安もあり、日本人の訪タイは減りましたが、タイ人による訪日がカバーしたこともあり、マイナスになることはありませんでした」と謙遜するにとどめる。
とはいえ、同社のアジアシフトは国の政策(ビザ緩和)に呼応した単純な搭乗率上昇が目的でもないようだ。
ANAホールディングスの伊東信一郎社長が早くから「アジアの航空会社への出資」を掲げたように、同社は、今年10月タイの航空会社や大学と共同で、海外で初めてパイロット養成専門学校を開校。エイチ・アイ・エスと旅行会社も立ち上げた。ANAの次の一手に注目したい。

  • 11月11日に行われた特別機内食の実演会にて。10年ぶりにリニューアルされた新制服も発表された

  • フォーシーズンズホテル・タイ料理店「スパイスマーケット」とコラボした、バンコク発便の特別機内食。提供はビジネスクラスのみ。実演会にて

COMPANY PROFILE

会社名 ALL NIPPON AIRWAYS CO., LTD.
全日本空輸(ANA)
ロゴ
代表者 寺井裕
事業内容 航空運輸(旅客・貨物)
設立年 1988年
TEL 02-238-5121(Reservation)、02-238-5143(AMC Center)
住所 2th Fl., C. P. Tower, 313 Silom Rd. Bangkok 10500
本社 東京都

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