Bangkok Komatsu Forklift Co., Ltd.

「お客様と一緒に価値ある創造をしていきたい」と田沼副社長

「お客様と一緒に価値ある創造をしていきたい」と田沼副社長

世界ブランド「コマツ」が目指すのは真の顧客至上主義

生産工場内のコンテナ荷物の積み・降ろし作業に欠かせないのが、フォークリフト。昨年から続く、日系企業の進出ラッシュでタイ国内の建設機械市場は拡大の一途をたどる。好況を背景に、世界の建機業界2位の「コマツ」が、本腰を入れて強化するフォークリフト部門の現地法人「バンコク・コマツ・フォークリフト」を訪ねた。

今や東南アジア最大の産業集積地タイには、古くから数多くの日系企業が進出。1兆円を超える直接投資額は、タイ国外からの投資国の中で日本がダントツの1位だ。
タイに進出する企業の多くは製造業。そのため、タイには生産拠点(工場など)の集まる巨大工業団地が多数存在する。さらに、海外投資はタイ経済全体を押し上げ、工業化を急速に進ませた。
「生産工場での製品の積み・降ろし作業には、フォークリフトの存在は欠かせません。国内外投資が増えていることで、着実にフォークリフトの需要も拡大しています」と話すのは、バンコク・コマツ・フォークリフトの田沼克明副社長。
今や世界の建設機械業界2位のコマツが、タイに進出したのは約50年前と古い。当初は、タイ有数の財閥企業「サイアム・モーター」と共同で「バンコク・モーターワークス」を立ち上げ、コマツ建機の代理店としてスタート。そして、2011年に満を持して「コマツ」の冠を背負い、現在の社名に変更した。「いよいよコマツが、本気で参入してきたと言われましたね」と語るとおり、ここ数年コマツはフォークリフトの開発強化を図ってきた。
同社は、タイで社名変更した時期に、フォークリフトの開発・生産を本体の建機部門に吸収。建機の油圧・電子制御技術を取り入れるなど、技術革新に本腰を入れた取り組みを開始した。
その結果、生まれた新型フォークリフトは、同社の従来機種に比べて燃料消費を最大3割低減させたほか、建機で導入している稼働管理システム「コムトラックス」をフォークリフトで初めて標準搭載。作業状況や燃料消費量などをリアルタイムで「見える化」し、顧客の生産性向上に貢献してきた。
「これまでは商品を納品し、その後のメンテナンスがメイン事業でした。これからは、顧客の日々のオペレーションを考え、いかにトータルコストを削減させられる提案をできるかが重要なんです」
他にも、電動式フォークリフトにも着手。建機の強みを生かした独自性の高い機種を次々に開発している。
再スタートを切った2011年以降、タイのフォークリフト市場は拡大の一途をたどっている。09年に、リーマン・ショックの影響で、2000台まで落ち込んだ需要は、12年に8000台を突破。今年も同水準での推移が見込まれる。「当社は台数至上主義ではなく、顧客満足度を上げることが目標なので、業績は市場の伸びほど急拡大しているわけではありません」。
前述の「見える化」を可能にした新機種の開発も、顧客のことを優先してきた結果であり、同社が目指すのは、市場シェアを広げるのではなく、あくまで顧客内シェアの拡大だ。「顧客が保有するすべてのフォークリフトをコマツ製にすれば、生産性が高まり、トータルコストを下げられます」。
欧米や日系といった先進国の企業は、目の前のイニシャルコストよりも、トータルコストの削減を目指すことが、半ば当たり前となっている。だが、今後こうした考えは、事業の高度化が進むにつれ、タイ・ローカル企業の間でも浸透する可能性は高い。そうなれば、社名変更以前から、長きに渡って地盤を築いてきた同社にとっては、追い風となることは間違いない。

  • 新機種「FHシリーズ(積載荷重4.0〜5.0トン)」

COMPANY PROFILE

会社名 Bangkok Komatsu Forklift Co., Ltd.
バンコクコマツフォークリフト
ロゴ
代表者 Pranitan Phornprapha
事業内容 フォークリフトの販売・メンテナンス
設立年 2011年
TEL 02-663-2666、086-980-1912(寺村)
住所 28/9 Moo 3, Bangna-Trad Rd Km. 23, Bangsaothong, Samutprakarn 10540
本社 東京
URL http://www.bkforklift.com/
E-mail yusuke-t@bkforklift.com

この記事をSNSでシェア!

SNSで毎日ニュースを配信中!

週刊ワイズLINEアカウント
週刊ワイズFacebookアカウント
週刊ワイズTwitterアカウント

カテゴリーと月別アーカイブ

無料メルマガ購読

週間WiSEの更新を通知する無料メルマガです。購読ボタンを押した後に届く仮登録メールにて最終登録を行って下さい。

PAGE TOP
Top