日本人2人、タイ人8名の体制で、駐車場の申請からメンテナンスまでをカバーしている

日本人2人、タイ人8名の体制で、駐車場の申請からメンテナンスまでをカバーしている

立体駐車場はタイのニーズにマッチ
投資効率の高さで顧客をつかむ

エレベーター方式のタワー式立体駐車場を主力として、いまタイで販売攻勢をかけているのが石川県に本社を構えるスペースバリューだ。メーカーならではの高い技術力を駆使した製品と、投資効率の高さは他社の追随を許さない。タイ独自の販売戦略について伺った。

タワー式立体駐車場のスタンダード「エレベーター方式」のパイオニアであり、この分野で圧倒的な販売基数を誇る東証一部上場企業の日成ビルド工業。そのタイ現地法人がスペースバリューだ。
設立は2013年。タワー式立体駐車場に特化して事業を展開しているシンガポールに対して、タイではパズル式(昇降横行式駐車装置)や自走式も販売。申請からメンテナンスを一貫して手がけている。
とりわけウエイトを置いているのが、1棟で30台~50台を収容できるタワー式立体駐車場だ。「日本の場合、駐車場料金が高く、駐車場事業単独で収益をあげられるが、タイでは料金が安いため難しい。そこで、タワー式立体駐車場を建物に組み込み、オフィスやコンドミニアムの賃貸面積、販売面積を広げることで利益をあげる形を提案しています」(瀧健太郎ゼネラルマネージャー/以下GM)。
ある案件のシミュレーションでは、イニシャルコストやメンテナンスコストを含むトータルの建設費用の回収期間は2年4ヵ月。高い投資効率は、病院やホテル、高級レジデンスなどのデベロッパーや土地オーナーに好評です。ある大手総合病院に対して、6棟288台収容のタワー式立体駐車場を提案しており、地価が高いバンコク中心部では、収納台数が多く収容効率の高いタワー式駐車場の将来性は有望と見られている。
自走式の駐車場についても、スペースバリューは独自技術を駆使した提案を行っている。「タイで多いのはRCの自走式ですが、弊社でウィパワディーランシットに施工した160台の自走式駐車場は、上部の構造がすべて鉄骨のボルト接合によるもの。移設が可能で、撤去する場合にもスクラップして売れるのが特徴です」(瀧GM)。一時的な使い方ができる駐車場はタイでは例がない。
ローカル企業がターゲットのタワー式やパズル式、鉄骨の自走式駐車場に対して、日本企業を対象に提案しているのが、N2D(地上2台タイプの機械式駐車場)。1台のペースで2台の車を収容できるため、レストランのバレットパーキング(専任の駐車係が入出庫作業を行う駐車場)でも有効だ。メーカーならではの技術力を生かしたラインナップは、社名通り「価値ある空間」をタイで着々と創出している。

  • 「タイをベースに、ミャンマーやマレーシア、さらにはインドネシアにも進出を図っています」と語る瀧健太郎GM

  • 1棟で30台~40台の車を収納できるタワー式立体駐車場は収益性が高いのが最大の特徴だ

COMPANY PROFILE

会社名 SPACE VALUE (THAILAND) CO., LTD.
ロゴ
代表者 谷田信
事業内容 立体駐車場の設計、施工、メンテナンス、一般建築
設立年 2013年
TEL 02-671-2145
住所 115 Rimthangrotfaisaipaknum Rd., Khlongtoei, Bangkok 10110
本社 石川県金沢市
URL http://www.spacevalue.co.th/

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