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MINO (THAILAND) CO., LTD.

技術と“人間力”が実現する
最高峰のアルミダイカスト加工

企業紹介

 アルミダイカスト加工の「美濃工業」。そのタイ現地法人である「ミノ(タイランド)」は1995年に設立し、自動車用部品などの鋳造から精密機械加工、組み立てまで手掛けている。

 強みは技術力。アルミダイカストはその製法上、厚手の製品しか作ることができないと考えられていたが、同社は2002年、厚さ0.8mmのエンジンECUケースの量産化に成功している。試作段階では0.5mmまで薄肉化を実現。近年、車体を軽量化するために薄型部品の需要が高まっている中、同社の部品は高い評価を得ている。

 また、耐圧部品の品質にも自動車業界内で定評がある。同社は気密性の高い製品を製造することが可能。金属内に気体や液体が交じると強度が大幅に落ち、高圧下の中で働く耐圧部品は機能不全に陥る危険性が高くなる。自動車は人命を預かる製品なだけに、強い耐久性を持つ同社の部品は重宝されている。

ハイブリッド、EVへの対応も

 同社は今後進むであろう次世代型自動車への生産シフトを見込み、先行投資を実施している。例えば、これまで同社は小型〜中型部品の生産が主だったが、2017年に第1工場にてダイカストマシン670tと800tを新たに導入し、ハイブリッドカーや電気自動車(EV)などで使われる中型部品の生産を強化。2019年10月にはアマタシティ・チョンブリー工業団地にて第2工場の建築を始めた。20年9月に完成し、21年2月には操業を開始する予定で、生産キャパシティは製品ベースで800〜1250tほど現状より増える見通しだ。

 同社の森本勝己プレジデントは「次世代型自動車が普及してから準備するのでは遅すぎるんです。いざメーカーが部品を必要とした時に対応できるように体制を整えています」と先を見据える。

“5S”活動が経営改善に

 現在、同社の収益は上昇基調にある。その一因として、森本プレジデントは2009年から始めた「5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)」活動を挙げる。当初は目に見える成果が無く、社内でも「無駄だから辞めよう」との声も出ていた。しかし、「最終目標は社員の人間教育」として5S活動を徹底。森本プレジデントが自ら先頭に立って工場の清掃を行い、「世界一きれいなダイカスト工場」を目指した。

 効果が出始めたのは4年目。製品クオリティや生産性などで定量的な成果が表れ、7年目には売上高と営業利益に良い影響が出てきたという。「5Sによって社員の思いやりを育んだおかげで、取引先に対して『良いものを安く提供しよう』と各社員が努力し始めたんです」と森本プレジデントは説明する。

 例えば、成形した製品を金型から取り外すために必要な離型剤を、環境配慮と工場の衛生面の観点から最小限に留める仕組みを構築。離型剤の使用量が減り、生産コストが削減されただけでなく、清掃の手間が最小限に済むようになった。その他、各社員が次々と生産の「無駄」を無くす取り組みを実施し、生産性が大幅に改善。浮いたお金と時間を有効活用し、製品の品質をさらに向上させることで顧客に還元している

 そういった社員の努力に感謝を示し、腕の良いコックを採用して社食のグレードをアップ。従業員は全員、会社負担でインフルエンザの予防接種を無料で受けられるようにした。離職率は2002年の月間約45%から、18年には同約4%にまで下落。社員の熟練度が高まり、09年に12%ほどだった不良率が、18年は約3%と大幅に減らすことができたという。

「良いものを安く提供できる仕組みは、当然のことながら社長の努力だけでは構築できません。今でこそ当社も事業が軌道に乗っていますが、5S活動をしていなかったらとっくの昔にタイから撤退していたでしょう」と森本プレジデント。技術力と社員の“人間力”を武器に、今後も同社の成長は続く。

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