SG SAGAWA(THAILAND)

タイ全土を3日以内に 配送できるサービスが目標
President 濱崎 真人

《プロフィール》
はまざき・まさと

■1960年生まれ。東京都出身。早稲田大学卒業。総合電機メーカー、大手総合商社で物流業務に携わり、海外拠点開設に従事。2016年6月、 SG SAGAWA(THAILAND)社長に就任。
■座右の銘: 実るほど 頭を垂れる 稲穂かな
■愛読書:大沢在昌、今野敏、堂場瞬一、池波正太郎ほか
■趣味:読書、ウオーキング(日本時代は毎日10km)
■尊敬する人物:ヤンキース時代の松井秀喜
■バンコクの行きつけの店:Peppina、大の樹
■愛用の腕時計:タグホイヤー
■愛用の鞄:ハートマン(アメリカ・テネシー州にある鞄メーカー)
■休日の過ごし方:家族と過ごす
■社用車または愛車:フォーチュナー

 


 

進出(2005年)から11年が経過しました
弊社グループでいえば1990年代初頭からグローバル展開に力を注いできましたが、今やASEANの中心であるタイにきたのは、少し遅かったかもしれません。ただ、ベトナムに先に進出し、当時、自動車産業を中心に飛躍的に成長を遂げていたタイに拠点を設けた戦略は間違ってはいませんでした。何より、進出後も成長が続き、一大産業集積地のビジネスチャンスは今後も広がりを増すでしょう。

 

現在の事業領域は
国際航空海上輸送や国際宅配便のほか、タイ国内配送に加え保管流通加工、それにタイと隣接国とを結ぶクロスボーダートラック便を不定期運行しています。それらサービス展開に必要な拠点として、バンカディに本社を構え、税関側のバンコクのクロントゥーイ、倉庫業務を主軸としたバンナー19㎞地点と海外輸送の一大拠点であるレムチャバン港の4ヵ所があります。最近では、これまで製造業向けの部品輸送や半完・完成品の輸出入輸送が主力でしたが、ご存知の通り、タイは一大消費地の価値が高まり、生活に必要とされる消費財の輸送も増えています。例えば、新規出店が相次ぐ日系ドラッグストア各社、テスコ・ロータスやビッグCといった量販店に向けた配送。ただ、コンビニに代表されるように、リテール向けサービスは、品揃えや商品回転速度が早く、要求も厳しいので、常に対応できるよう改善を続けていますよ。

 

強みであるBtoB配送はいかがでしょうか
タイではドライバーがトラックから台車に積み荷を乗せ換え、何件も個別で集配する文化はありません。今後、個別を増やすにはスタッフ=ドライバー教育も必要ですが、国が違えば、文化・風習が異なります。日本のビジネス文化を押し付けるわけにもいきません。徐々に信頼関係を深め、互いに歩みよったサービス形態を模索していきたいと思っています。

 

郵便システムが脆弱なタイでは、安心・安全な個別配送を求める声はあると思います
得意分野でもあり、ぜひ実現させてタイ国内に個別配送網を整備したいですね。追い風となっているのは、Eコマースでしょう。無店舗運営で、モノだけを運ぶという事業形態。この文化は普及しつつあるので、量販店などの小売店と二人三脚で、店舗や倉庫への集荷を終え、お客様へ直接届ける。この日本では当たり前の流れの中に、紛失や破損がない安心感を加えたサービスができれば、Eコマースのさらなる普及と配送網の構築につながると思います。タイ全土を3日以内にお客様の手元に届けられることが目標です。

 

日系・非日系問わず競合他社は多いですね
競争があることは正しい市場のあり方です。独占ではサービスは向上しません。いい意味で競争意識が高まり、サービス力を争えば、それだけ市場も活性化し、安心・安全で高度な個別配送体制が整い、ひいては人々の生活をより豊かにさせるのだと信じています。

 

昨年、ASEAN経済共同体(AEC)が発足しました
そうですね。経済統合が進めば、域内のヒトやモノの自由な往来が進みます。ボーダレス化は、当然クロスボーダー輸送増を意味します。弊社ですと、未だに域内物流の主力は海運です。当然、陸路によるクロスボーダー輸送の本格展開を進めています。まずは、拠点のあるベトナム側と協力して、ベトナム・ハノイやホーチミンとタイ・バンコクの間で、混載定期便を開始する予定です。

 

海外畑と伺いました
会社は違ったのですが、1996~2002年までタイ、04~11年までアメリカのロサンゼルス近郊とニューヨークの赴任を経て、16年3月から再登板(タイ)しています。過去2度の赴任も会社は違えど、ロジスティクス拠点(子会社)の立ち上げでした。タイとアメリカでは大きな違いを感じるかもしれませんが、個人的にあまり感じず、郷に入っては郷に従えというように順応してきたつもりです。

 

2度目のタイはいかがでしょうか
前回は、約14年前ですから、建物やインフラの変化はありますが、国民性は変わりませんし、マネジメントの基本は相手を理解することですから、タイもアメリカも違いはありません。前回は休日というとゴルフ三昧でしたが、今回は家族とともに、この国の歴史と文化に触れる機会も増やしたいと思っています。AEC元年でもあり、やりがいある時代に登板できたことを喜び、挑戦していきたいと思います。

 


 

編集後記
日本で“縞シャツ”ドライバーを見ない日はない。ビジネスパーソンにとっては、1日に何度もオフィスで見かけるほどだ。佐川急便の代名詞と言えば、個別BtoB配送分野での法人営業の強さだろう。一見ドメスティック企業にも見える同社のグローバル展開は、日系企業の海外進出にしっかりと足並みを揃えていた点から伺える。そして社外からトップを招聘する点は、グローバル企業の証であり、同氏の手腕発揮を目にする日も近い(北)

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