コニカミノルタビジネスソリューションズ(タイランド)

顧客満足度No.1が至上命題

社長 河村 雄史

《プロフィール》
1990年早稲田大学政治経済学部卒業。同年ミノルタカメラ入社(現コニカミノルタ)。2014年より現職。


 

―現地販売会社を設立して1年が経ちました
昨年7月に代理店契約を結んでいたタイ上場企業インターファーイーストエンジニアリング(IFEC)の複合機ビジネスを引き継ぎ、コニカミノルタとして事業を開始しました。タイでは、IFECを通じて1983年から複合機ビジネスを展開していたのですが、市場の変化への迅速な対応、細分化されてきている顧客ニーズへ適切なソリューションの提供を実現するためには、コニカミノルタが、直接事業展開をしていく必要があると判断しました。もちろん事業拡大できる市場規模とタイ市場が秘めるポテンシャルも販売会社を設立した理由です。

―一番注力されていることは、顧客満足度向上なのですね
販売会社設立時から掲げている方針が「顧客満足NO.1」です。日本では普通の概念・方針でしょうが、タイの販売会社においても、顧客視点の考え方を文化として根付かせようと考えています。そのために、社内のトレーニング部門を強化するだけでなく、日本の本社やシンガポールにある東南アジア統括会社から人的サポートを得て、従業員のトレーニングを繰り返し実施することで、全社員が高いレベルで顧客視点のマインドを持つことを目指しています。

―組織規模も拡大されているのでしょうか
昨年の新生コニカミノルタとしてスタートを切った時点から、すでに100人以上の人員増強をおこなっています。ターゲットとして掲げるタイ市場でのシェア拡大のため、これからもトレーニングの強化と陣容拡大を続けていきます。加えて、カラー複合機市場でのトップシェア獲得、商用印刷市場向けのプロダクションプリンティング製品の販売拡大、IT活用による生産性の効率化や費用削減に関するトータルソリューションの提供といった戦略を体現する体制の確立を目指しています。

―タイ市場は順調ということですね
拡大傾向にあることは確かです。プロフェッショナル向けのデジタル印刷機は堅調に推移しています。昨今の潮流でもある、印刷会社が顧客から求められるオンデマンドや小ロット発注に対応するためにも、デジタル印刷機の需要は極めて高いことが伺えます。大手のみならず、タイの中小企業経営者の考え方も、安かろう悪かろうではなく、イニシャルコスト偏重から、ランニングコストやトータルコストを重視する傾向に変わりつつあります。

―タイの前は、インド赴任だったと聞きました
入社後、初の海外赴任は、1997年のシンガポールからです。アジア通貨危機の真っ只中で、不安定な経済状況下でのスタートとなりました。その後、フランス、オーストリアと欧州を経て、インドの現地法人立ち上げに携わりました。日本勤務よりも海外駐在歴の方が長くなりました。

―タイは、2014年からですね
タイに赴任し、1年半が経ちました。シンガポール勤務時代に、出張ベースで何度も訪れているので、特に驚きはなかったです。ただ、インドからの横滑りなので、生活環境としてはガラリと変わりましたね。衣食住、不自由なく生活できています。もともと、旅行が趣味なので、休日は、地方都市に小旅行に出掛けています。

―トップという立場は、初ですか
重責は常に感じています。組織の模範となるよう言動含め、引き締めて行動しているつもりです。組織も大きくなり、マネジメント面も強化しています。年初には、トップの方針を伝えるため、スタッフ全員を集めたキックオフミーティングをはじめました。それ以外にもセールスやサービスといった部署ごとでも、情報共有と意思疎通を図ることで、透明性の高い組織形成を目指しています。おかげさまで、現在の陣容は、新人以外は、ほとんど、代理店時代のスタッフをそのまま引き継いだメンバーとなっています。〝コニカミノルタ〞という看板を喜んで背負ってもらえ、うれしいですね。

―コニカミノルタとは、どんな会社でしょうか
チャンスを与えてくれるとともに、公正に評価してくれる会社です。学生時代から海外赴任を希望していたので、まさにチャンスを(何度も)貰ったことになります。今は、現法トップとしての〝やりがい〞を感じています。



 

編集後記
業界では、〝カラーのコニカミノルタ〞と評される強みを持つ。単純な印刷品質だけでは差が出にくい領域で、プロから評価を得るのは、裏打ちされた技術力があるからこそ。現法設立は、タイの市場価値の高まりを見ぬいた上での判断か。河村氏の「プロ向け製品は堅調」との言葉からも、「ジャンルトップ戦略」を掲げ、成長市場、かつ、勝てる領域に集中する同社グループの経営戦略がはまったことが頷ける。設立1年を迎え、基盤は整った。同氏の手腕が発揮されるのは、これからだ。(北川 宏)

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