KOKUYO INTERNATIONAL (THAILAND)「スタッフの成長とともに会社は伸びる」 押川 宣比古

「スタッフの成長とともに会社は伸びる」

《プロフィール》
マネージングダイレクター
押川 宣比古
おしかわ のりひこ
■1973年生まれ、大阪府出身。神戸大学経済学部を卒業後、1998年にコクヨ株式会社入社。 2016年ドイツ高級家具メーカーの販社であるウィルクハーン・ジャパン(株)代表取締役社長を経て、2019年4月より現職。
■座右の銘:将来は今
■尊敬する人物:父
■愛読書:東野圭吾
■休日の過ごし方:ゴルフ、買い物、旅行

■趣味:ゴルフ・旅行

■バンコクの行きつけのお店:えん-en-、串匠 いし本


会社の概要と歴史をお願いします

弊社の設立は2004年。もともと、マレーシアには工場と販売会社がありまして、それを足掛かりにして日系企業が多いタイにも進出することになりました。弊社の持株率が49%、その他をタイ企業の協力を得ています。日本法人は1960年から家具の分野に進出。弊社では海外事業の一環として、タイの日系企業のオフィスを中心に展開していくことが目的でした。

 

私たちタイ現地法人ではオフィスに特化して事業展開していますが、日本国内では、コクヨはオフィスだけではなく、教育や医療関連施設も含めた、人が働く空間を幅広く手掛けています。日本法人は1960年から家具の分野に進出。それ以前から文具を扱っているのですが、元々は先代が富山から大阪へ出てきて、「和式帳簿」の表紙を製造するお店を開業したことがコクヨという会社の始まりです。また、コクヨという会社名は、商標であった「国誉」が由来で、富山の国の誉れとなれという意味が込められています。その後、1960年にその帳簿を収納するためのキャビネットを作り始めたのが、家具の分野に進出するきっかけとなる歴史を持っています。

 

1980年頃には大阪本社を新しくして「ライブオフィス」を開始。ショールームとして単に製品を展示するだけではなく、実際に働く現場でどんなデザインの家具が、どんな使われ方をしているのかをお客様に実際に見てもらうことを始めました。ちょうどこの頃から、家具とその家具が収まる「箱」、つまりオフィスのデザインを行うようになり、家具と空間デザインを融合させ、コクヨらしい創造力を発揮し始めたと言えます。

 

タイ現地法人の特徴は

私たちタイ現地法人で最も力を入れているは、やはりオフィス事業です。弊社のオフィスもそうなのですが、タイのオフィスは日本のオフィスと比較すると奇抜だと感じるかもしれません。その最大の理由は建築制限が日本よりも厳しくなく、空間を自由にデザインしやすい環境だからだと言えます。また、日本よりもコストを抑えられるので、デザイン的にも凝ったものが多い傾向にあります。

 

このバンコクオフィスも「ライブオフィス」の考え方を踏襲していて、製品をご覧になっていただくとともに、オフィスをどうやって使っているのかを感じて頂く場としての機能をもたせています。

 

人材にについてお聞かせください

現在、日本人5名、タイ人社員が28名という構成になっています。タイ人の社員にはインテリアデザイナーもいるのですが、日本のデザイナーと遜色ないスキルを持っていて、バンコクに来てから驚かされました。

 

売上構成について

弊社の売上構成は日系企業と非日系企業(ローカルと欧米)に分類されるのですが、おおよそ半々位となっています。日系企業の場合はオフィス空間を含めた丸ごとすべてを設計・デザインする案件が中心となっています。一方、非日系企業の場合は、デザイン会社がデザインした空間に弊社の製品を導入するといった案件が多いと言えます。タイの洗練されたデザインのオフィスにどのような家具を入れていくのか。これも今後のテーマのひとつだと思っています。

 

今後の展望はいかがでしょうか

ここ10年来、日系企業の案件を中心に事業を展開してきました。そして5年ほど前からローカル企業の案件数が伸びてきています。おかげさまで一昨年は過去最高売上、昨年は過去最高の営業利益という嬉しい結果を出せました。まだまだ伸びしろがあると思いますので、非日系企業のオフィスに関しても、家具だけではなく内装デザイン案件を獲得していくことを目指します。

 

併せて、スタッフ全員が気持ちよく働ける環境づくりも大切。良い職場環境が、スタッフの成長を後押しすると考えています。ニューノーマルという言葉とともに、働き方やオフィスの在り方に大きな変化が生まれつつあります。そのような状況下で、今、私達に何ができるかを問われているわけで、大きな使命感を感じています。

 

オフィス構築には、スタッフからの声をどれだけ実現できるかも重要な要素だという

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