2021.11.24-今季は苦しい一年 柏レイソル

今季は苦しい一年
柏レイソル

 
昨季はMVP&得点王の活躍を見せたオルンガの存在もあり、7位でシーズンを終えた柏レイソルだったが、そのオルンガが抜けた今季は苦しい戦いを強いられた。
 
3節から6試合勝利から見放されると、12節からは8試合勝利なし。オリンピック中断明け後に盛り返したものの、勢いはなかなか生まれず、シーズン終盤まで残留争いを強いられた。

35節にC大阪に勝利を収め、勝点を40に伸ばしたことでようやく残留を確定させたとはいえ、2011年のリーグ優勝をはじめ多くのタイトルを持つチームとしては、寂しいシーズンとなってしまった。
 
さて、思うような結果を出せなかったものの、若手にチャンスを与え、未来への種を蒔いた。今季の柏を総括すれば、そういう1年だっただろう。大きなポテンシャルを秘めた彼らはこの1年をどう受け止め、来季につなげていくのか。11月27日に行われる第37節の北海道コンサドーレ札幌戦は、柏の1年の成長の足跡を確認できる一戦となるはずだ。

 

名将ネルシーニョ監督の采配と
成長する若手に注目

2011年に初優勝をもたらしたネルシーニョ監督が再びチームの指揮を執ったのはJ2に降格した2019年のこと。ブラジル出身の名将は1年でJ1に復帰させると、昇格1年目の昨季は7位と健闘。さらなる上の順位を目指した今季は、4バックと3バックを併用する柔軟な戦いを目指した。
 
もっともオルンガだけでなく、10番を背負う江坂任が夏に浦和レッズに移籍した影響もあり、シーズンを通して得点力不足に苦しんだ印象だ。それでも大黒柱のクリスティアーノが大事な場面で結果を出し、成長著しい神谷優太、アカデミー出身の20歳の細谷真大ら若手も、限られた出番の中で期待に応える結果を残している。
 
一方で守備陣では23歳の古賀太陽が不可欠な存在へと飛躍を果たし、大南拓磨、上島拓巳といた20代前半のタレントも計算の立つ戦力へと成長を遂げている。

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