タイから日本へ“お金を送る”方法!
国際送金2024

タイで生活していても「タイバーツでもらった給料を日本の銀行口座に送金したい」「本帰国の際にタイの銀行口座に残ったバーツを日本の口座へ移したい」など、タイで働いている駐在員の人も現地採用の人も、タイから日本への国際送金で悩んだことはありませんか?

国際送金サービス専門の金融機関も利用できますが、今回はタイの銀行から日本へ送金する方法を紹介します。

タイの銀行を利用する国際送金

タイから日本への送金方法は、タイの銀行を利用して送金するのが一番簡単でスムーズ。タイの銀行ではほとんどが国際送金サービスを受け付けています。窓口のほか、銀行のモバイルアプリを登録していればアプリからの送金も可能です。


銀行窓口で送金する場合

国際送金に必要な書類

  • パスポート
  • 労働許可証(ワークパーミット)
  • タイの銀行の預金通帳
  • 海外送金申込用紙 ※英語もしくはタイ語で記入
  • 会社発行の給与証明書(タイ語もしくは英語) ※給与送金の場合に必要
  • 送金するためのタイバーツ ※タイの口座から送金する場合は送金完了後に引き落とされます
  • 海外送金手数料 ※送金金額や送金先の銀行により異なる

海外送金申込用紙は各銀行の窓口にあり、送金先(受け取り側)の「金融機関名・SWIFTコード・支店名・支店番号・支店の住所・口座番号・口座名義人」と、送金する側(タイから送金する側)などの情報を記入してください。

タイの銀行窓口やアプリから送金手続きして、およそ3〜5営業日で送金先の口座に着金します(日本の銀行が営業時間外、休日や休業日を挟む場合は着金に時間がかかる場合があります)。


アプリから送金する場合

モバイルアプリのメニューから国際送金を選択し、送金先情報や受取先情報(SWIFTコードや口座番号等)を入力して手続きを進めてください(銀行窓口での事前登録は不要)。

アプリからの送金に対応していない金融機関(送金を受け取る日本側の銀行等)に関しては、銀行窓口を利用ください。



日本の銀行口座へ送金する際の注意点

CHECK1!

アプリからの送金は限度額がある

アプリで送金する場合、1日に送金できる限度額があります。(例えば、バンコック銀行は1日20万B、カシコン銀行は1日10万B)。それ以上の金額を送金したい場合は、銀行窓口を利用ください。

注意!

限度額を超える高額送金をする場合は 顔認証システムの登録が必須!

タイ中央銀行からの指示に基づき、モバイルバンキングにおけるサイバーセキュリティ強化のため、顔認証システム(facial recognition)が義務付けられました。口座を作成した支店窓口以外でも登録可能です。


モバイルバンキングにおいて顔認証が必要な取引
  • 送金やチャージ(口座番号、PromptPayやQRコード等)
  • 1回あたりの送金額が5万B以上の場合
  • 1日あたりの送金額の合計が20万B以上の場合
  • モバイルバンキング(アプリ)で送金限度額や支払い限度額を変更する場合

登録に必要な書類
  • 通帳
  • パスポート(原本)

登録方法
  • 各銀行支店へ来店 ※口座店以外での登録も可

CHECK2!

日本出国前の手続きが必要!

海外赴任や移住により日本から海外へ転出すると非居住者となります。そのため、これまで利用していた日本の銀行口座の保有やサービスの利用が難しくなるので、各銀行が展開している非居住者向けのサービスを活用することをおすすめします。

※送金先の日本の銀行へは外国送金サービスが利用できるように、日本を出国する前に届出を出す必要があります。



日本の大手銀行が展開する非居住者向けのサービス(※一例)

三菱UFJ銀行(グローバルダイレクト)

国内勤務先からの海外赴任、在外公館勤務、海外の学校への留学、左記目的で出国する方の同行(家族)向けのサービス(日本へ帰国予定のある人のみ利用可)。残高照会・明細紹介・外国送金・定期預金ほか。月額300円

みずほ銀行(海外勤務者向け日本国内送金サービス)

海外勤務者や居住者向けの日本国内送金サービス。ただし、日本国内居住期間中にみずほダイレクトを契約し、利用契約が継続中の方のみに限る。利用手数料は無料

三井住友銀行(SMBCダイレクト・グローバルサービス)

海外勤務や留学により海外住まいとなる本人および家族が利用できる(帰国予定のある人のみ利用可。現地採用や永住の場合は利用不可)。残高照会・振替・国内振込・外国送金ほか。月額220円


※サービスの申込みや質問は各銀行へ問い合わせください



タイの銀行から日本へ国際送金する場合の手数料など

1回の送金での限度額

限度額あり(銀行により異なる)

※アプリからの送金の場合も限度額は異なる

SWIFT手数料

300〜500B(銀行により異なる)

海外送金手数料

送金金額の0.05%(銀行により最低総金額の設定あり)

送金方法・手続き

・タイ国内の各銀行窓口

・銀行のモバイルアプリ

受取り手数料

1,500〜2,500円(銀行により異なる)

受取り手続き

日本国内の銀行窓口・銀行口座

※日本での受領時はマイナンバーが必要



主要銀行の国際送金(タイから日本)窓口取り扱い時間

バンコック銀行

8:30〜15:30(平日のみ)。アプリの場合8:30〜17:00まで送金可能(同日送金扱いは15:30まで)

アユタヤ銀行

8:00〜15:00(平日のみ)。アプリの場合24時間送金可能(同日送金扱いは16:30まで)

カシコン銀行

8:30〜15:30(平日のみ)。アプリの場合24時間送金可能(同日送金扱いは17:00まで)



日本の主な銀行のSWIFTコード

Mitsubishi UFJ Bank三菱UFJ銀行
SWIFTコード

BOTKJPJT


Mitsui Sumitomo Bank三井住友銀行
SWIFTコード

SMBCJPJT


Mizuho Bankみずほ銀行
SWIFTコード

MHCBJPJT


Resona Bankりそな銀行
SWIFTコード

DIWAJPJT




日本からタイへの送金

日本からタイへの送金手続きには、受取人の口座名義・口座番号・口座の種類(普通預金口座など)・送金先銀行のSWIFTコードと銀行コードが必要です。また、日本の銀行口座からタイの口座へ送金する場合、利用する日本の銀行へマイナンバー(個人番号)や身分証明書(パスポート、運転免許証など)の提出が必要となります。

  • 利用する銀行や送金先の銀行によっては必要書類や海外送金手数料が異なるため、各銀行へお問い合わせください
  • マイナンバーの届けについては各銀行へお問い合わせください


国際デビットカード

日本の各銀行から発行されている国際デビットカードを使えば、海外のATMで現地通貨をキャッシング(お金を引き出す)することができます。クレジットカードと異なり、即座に口座から代金が引き落とされます。
カードの通貨(日本円)とは異なる通貨で引き出すと、海外事務手数料(両替手数料)と海外ATM手数料がかかります。

ATMの機械に「VISA」「Mastercard」「JCB」「PLUS」「Cirrus」のマークがあれば利用可能です。



日本語サポートのあるタイの銀行なら!

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