基本をおさえてタイ生活をスタート
タイ・バンコクの賃貸・物件2024!
【アパート・コンド・不動産】
バンコクで賃貸物件(部屋)を借りるには、どうしたらいいの?
バンコクで生活を始めるために、最優先でやらなければならないことといえば、「部屋探し」ではないでしょうか。
“外国人”が異国の地で部屋探しをするにあたり、「周辺の治安は悪くないか」「病院や買い物ができる場所は近くにあるか」「子どもの遊び場・通学ルートは安全か」など、気をつけなければいけない点は数え切れないほどたくさん。
また、住居のタイプや家具・家電の設備、契約にかかる費用面など、日本とは勝手が異なるので事前に調べておくと安心です。
バンコクで部屋を借りるには、
- 赴任・渡航前に日本から現地の不動産会社に問い合わせる
- 勤務先の社員やスタッフに相談する
- ホテルなどで仮住まいをしながら自分で探す
の3つの方法があります。
ここでは不動産会社による仲介をメインに、部屋の探し方&住宅事情をご紹介します。
バンコクエリアガイドマップ
エリアごとの特徴を知って、立地で物件を絞る バンコクエリアガイドマップ
物件探しの前に、まずはエリアやロケーションの選定が必要です。バンコク内はいくつものエリアに分かれていますが、「BTS(スカイトレイン)」や「MRT(地下鉄・高架鉄道)」といった鉄道が普及したこともあり、住まい選びの幅も広がりつつあります。なかでも「スクンビット」と呼ばれるエリアは日本人の居住率も高く人気があるので、初めてバンコクに住むのであれば「スクンビット」周辺の物件がオススメです。
タイでは小路を「Soi(ソイ)」と呼び、バンコクの中心部を東西に貫くスクンビット通りがあります。この大通りの北側に奇数のソイが延び、南側に偶数のソイが延びており、通り名を指すときには「スクンビット・ソイ23」などと表すので覚えておきましょう。
このスクンビットの中でも、単身者・家族帯同を問わず人気なのが奇数側(北側)です。日本人学校へ通うスクールバスの送迎にも便利であること、日系の飲食店やスーパーマーケット、日本語が通じる私立病院などが点在していることなど理由はさまざまですが、奇数側を選ぶ人が圧倒的多数。ただし、偶数側(南側)に比べると賃料が上がり、渋滞が多いなどデメリットがあることも念頭に置いておきましょう。
物件のタイプ・ファシリティの充実度で選ぶ
タイ(バンコク)の賃貸物件は、アパート、コンドミニアム、サービスアパート、タウンハウス、一軒家などがあります。このうち、日本人に馴染みのある集合住宅は、①アパート、②コンドミニアム、③サービスアパートの3つです。それぞれ利用できるサービスやファシリティ(共有設備)が異なるので、物件選びの参考にしましょう。
アパート
オーナーが建物の全体を所有、管理している物件(日本でいう賃貸マンション)。基本的にすべての部屋に同じ家具、家電が設置されています。部屋の修繕、部屋の管理も含めオーナーの雇用したアパートの管理スタッフが一括して行うため、連絡が取れないというようなトラブルは少ない。
最低契約期間:1年
メリット
- ファミリー向け、ペットと同居できる物件が多い
- 事務手続きや支払いが管理事務所で可能
- 不具合、修理等の対応がスムーズ
- ペストコントロール(害虫駆除)、エアコンガス補充などメンテナンスを定期的に実施
デメリット
- コンドミニアムに比べると賃料が高い
- 電気・水道代はアパートが利益をのせて請求するため割高
- リクエスト(要望事項)は限定的
サービスアパート
アパートとホテルの中間のような物件です。必要な家具家電などは一通り揃っています。さらに、フロントスタッフは24時間対応可能(英語可)、電気、水道、インターネット等の公共料金は家賃に含まれていることがほとんどです。管理面も良く、トラブルが比較的少ないのも特徴。ただし、借主不在の場合でもメイドが部屋に入るので、貴重品の管理に注意が必要です。
最低契約期間:1カ月
メリット
- レセプションにスタッフが24時間常駐しているのでトラブルの際も安心
- メイドサービス(室内清掃・リネン交換)は賃料込み、朝食(レストラン併設の場合)や衣類のクリーニングサービスも別途注文可能
- 生活備品がすべて備わっているので、単身者やビジネスマンにおすすめ
デメリット
- 物件の数が少ない
- コンドミニアム、アパートに比べて賃料は高い
コンドミニアム
部屋ごとに個人オーナーが所有している物件(日本でいう分譲マンション)。そのため、同じ建物でも部屋の内装や家具家電が異なります。賃料の支払いはオーナーの口座へ毎月送金するのが一般的。
最低契約期間:1年
メリット
- アパート、サービスアパートに比べ物件の数が多く、賃料が安い
- 電気代は電力会社から直接請求のため正規料金
デメリット
- 法人契約ができない
- 不具合、修理の際はオーナーの個別対応になるため、時間がかかる傾向がある
- 退去時のダメージ費用が高い(オーナーの判断基準によるので、ちょっとした傷や汚れが高額請求されてしまうことも)
- 賃料の請求書、領収書が発行されない
- ペストコントロール(害虫駆除)、エアコンガス補充、電球交換などのメンテナンスは基本的に自己負担
物件選びで注目すべき点
日本とタイでは環境や文化の違いから、住みやすい物件を探すのはひと苦労。日本と異なる点もいくつかあるので、気をつけながら物件を探しましょう。
立地・周辺環境
日本人が多く暮らすスクンビットエリアは家族構成によって選ぶべきエリアや物件が変わります。
まず、考慮すべき点は「渋滞」です。通常は20分ほどで着く道のりが、通勤通学の時間帯になると1時間や2時間以上かかってしまうこともあります。そのため、物件を探す際は交通量や渋滞のことを頭に入れて探すことがおすすめです。
また、物件の周辺環境も物件選びの大切なポイント。スーパーやコンビニ、飲食店など買い物できるお店はあるのか、最寄り駅までは徒歩で行けるのか、病院は近くにあるのか、幼稚園や学校の送迎エリアに入っているのか、など意外と見落としがちになってしまうので注意しましょう。
駅へのアクセス
日本であれば徒歩10分程度の距離は問題なく歩けますが、タイは歩道がしっかりある場所と無い場所があり、歩きにくい場合があります。歩道がないと交通事故のリスクもあり注意が必要です。また、一年を通して暑い気候のタイで10分もかけて歩くことは大変なので、駅へのアクセス方法もよく確認しておきましょう。
雨季の冠水
毎年、雨季(6〜10月)の時期はスコールが頻繁に降ります。バケツの水を一気にひっくり返したような大雨が短時間で降るため、雨対策をしてもびっしょりと濡れてしまいます。水はけのよくない道路では冠水して足首〜膝下あたりまで浸かってしまうことも。「バンコクには絶対に冠水が発生しない」と断言できるエリアはありませんが、自分が住む物件の前や周辺の道路は冠水しやすいか、頻繁に起こるかどうかを確認することが大切です。
バンコクでの賃貸・部屋の探し方
初めての海外生活、「どうやって物件を探したらいいの?」と悩むのも無理はありません。そこで部屋探しから契約、入居から退去までの流れを解説します。日本では当たり前のことでもバンコクでは異なることも多いので、押さえておきたいポイントを事前にチェックしましょう!
1 2〜3カ月前 問い合わせ
現地の日系不動産会社に問い合わせをし、エリア、立地、治安、予算、間取り、部屋の設備など条件を伝え、物件リストを作成してもらいましょう。
POINT
- 希望物件の優先順位(場所・家賃等)を決めてから問い合わせを。
- 不動産会社から提示される物件リストは、大体5〜10件ほどになります。内見前に事前に物件をリサーチしておくと安心です。
アパートの特徴
良い点
- 1人のオーナーがアパート全体を所有しているため、サービスは一律
- 部屋の不具合や害虫駆除(ペストコントロール)などは管理事務所が一括して対応するので、比較的スムーズ
- キッズルームなど子どもの遊び場を備えているところが多い
- ペット可や家族向けの物件が多い
良くない点
- コンドミニアムに比べて家賃が高い(家賃交渉が難しい)
- 部屋の内装、家具家電は全室同じなためリクエストが通りにくい
- 電気、水道代の基本料金や使用料金がコンドミニアムに比べて高い(アパート側が独自に設定した金額を請求されるケースがあるため)
コンドミニアムの特徴
良い点
- 駅近・新築物件が比較的多い
- 部屋ごとにオーナーが違うので、部屋の内装や家具に個性がある
- 電気代は電力会社からの直接請求のため、正規料金
- アパート、サービスアパートに比べて家賃が安い
良くない点
- 法人契約は不可
- 室内トラブルはオーナー対応となり、対応が遅れる場合が多い
- 駅や大通り周辺の物件は騒音を感じることが多い
- 害虫駆除(ペストコントロール)やエアコンのメンテナンスなどの費用は、自己負担となる場合がある
- オーナー判断のため、退去時はダメージ費(補修費)の支払いが高額になる場合がある
サービスアパートの特徴
良い点
- 法人契約が可能
- 掃除、リネン交換、ベッドメイキング等のメイドサービスがある
- 光熱費やメイドサービスも含めた家賃設定
- オーナーや管理事務所の体制はしっかりしているところが多い(入居から退去までトラブルが少ない)
- 生活備品が揃っており、必要最低限の荷物で生活を始められる
- 24時間対応可能なフロントサービス
- 朝食サービスが付いているサービスアパートもある
良くない点
- サービスが充実している分、家賃が高い
- 物件の数が比較的少ない
- 洗濯機・キッチンなどが備えられていない場合もある
- メイドサービスが入るので、貴重品管理が必要
2 1〜2カ月前 物件の内見
気になる物件が決まったら、不動産会社の担当と一緒に物件の内見へ行きましょう。物件の場所によっては、不動産会社の送迎サービスを利用できるので、初めて訪れる場所でも安心です。
内見の都合がつかない場合や、タイへ渡航する前の場合はオンラインで内見することも可能なので相談してみてください。また、内見時にオーナーが立ち会う場合があるので、オーナーの人柄なども見ておくとよいでしょう。
POINT
- 半日で5件ほど回るのが理想的。それ以上だと、最初に見た物件の印象が薄れます。
- ジムやプール、子どもの遊び場などファシリティの確認も重要です。
- 部屋探し〜内見は入居する1〜2カ月前がちょうどいいタイミング。それより前だと、予約金を支払いしても物件を仮押さえしておくことが難しく、場合によっては断られることもあります。
内見の際はココをチェック!!
部屋
- 水まわりの漏れや排水溝のニオイ
- キッチンスペースの広さ(調理できるスペースはあるか)
- 天井、壁などの雨漏りの形跡
- 水の排水は十分か
- トイレ・シャワーの水圧
- シャワーのお湯は出るか
- 最低限の家具・家電は備え付けられているか
- 遮光カーテンの有無(紫外線は日本の2倍以上!)
- 網戸の有無(コンドミニアムの場合は設置が難しい)
- 収納スペース
- コンセントの位置・数
- 防犯面・セキュリティ面はしっかりしているか
- 方角(南・西向きは暑い)
- 害虫駆除(ペストコントロール)サービスの有無
- 住人の日本人比率(スクンビット界隈には日本人居住率100%の物件も)
館内設備やサービス
- フィットネスジム
- プール
- サウナ
- キッズルームや子どもの遊び場
- ラウンジスペース
- 駐車場
- シャトルサービス(送迎サービス)
- 管理事務所スタッフの有無
周辺の環境
- 道路の水はけ状況
- 最寄り駅へのアクセス
- 買い物できるスーパーやコンビニ、商業施設は近くにあるか
- 日本語が通じる医療機関は近くにあるか
- 学校のスクールバスが送迎ルート上にあるか
- 昼夜の交通量・渋滞状況(子育て世帯には交通量の少ない行き止まりのソイが人気)
- 夜間の騒音・人通り・治安(歓楽街などではないか)
- 野良犬・猫が敷地内に棲み着いていないか
- 飲食店の数(ゴミのポイ捨て、害虫やネズミが発生する可能性が高い)
3 1〜2カ月前 物件の仮押さえ・予約金の支払い
気に入った物件が見つかったらまずは「予約金(ブッキングフィー)」をオーナーに支払って、物件の仮押さえをしましょう。特に毎年2〜4月は転入・転出のピークになるので、早めの行動がベター。予約金の支払いから実際に引越し・入居するまで、通常1カ月ほどかかります。
POINT
- 予約金支払い後の条件変更は困難です。電化製品や寝具の新調リクエストや家賃交渉は可能かどうかなど、予約金を支払う前にオーナーや不動産会社へ相談しましょう。
- 予約金の相場は20,000B〜もしくは家賃1カ月分が一般的な金額です。契約時に初月の家賃や保証金(デポジット)などに充当されます。
- 予約金の支払いが遅いと、他の入居希望者へ部屋を譲られてしまう可能性があります。予約金はなるべく早く支払いましょう。
- 予約した部屋をキャンセルした場合、予約金は返金されません。
4 1カ月〜2週間前 引越しの連絡・準備
入居日の最低1カ月〜2週間前までには、引越し会社を手配・依頼しましょう。日取りを伝えるとスタッフが荷物の量(ダンボール箱の数等)を確認し、引越しまでの段取りを決めます。当日は、荷物の搬入先を指定しておくと、引越し後の開封作業は軽減。また、日系の不動産会社を介して物件を決めると、手続きや費用などを請け負ってくれることもあります。物件探しの際には相談してみましょう。
◆ 日系の引越し屋さん
知り合いからの紹介や、日本人対応が可能なサービスアパートなど、不動産会社を介さない引越しを希望する場合は、スケジュール確認などの細かい作業が必要となりますので、日系の引越し業者の利用をおすすめします。
日本通運 | 02-080-7577(日本語) 035-350-046(日本語) |
---|---|
ヤマト運輸 | 02-369-3400(日本語) |
引越しにはリサイクルショップ&トランクルームを賢く活用
スムーズな引越しを行うにはいかに荷物を減らして、荷造り・荷解きをラクにするかが重要なポイントです。使わない家電や衣服といった不用品を処分するなら、ゴミとして捨ててしまうよりもリサイクルショップに買い取ってもらうのが賢い方法といえるでしょう。
また、部屋の中でスペースを取ってしまっているスーツケースやゴルフ用品などの大きな荷物は、トランクルームを活用するのも一つの手。スマートフォンひとつで荷物の預け入れ・管理・取り出しができるセルフストレージサービス「CloudRoom」(日本語対応可)が注目を集めています。
5 入居当日 契約
契約書へのサインはほとんどの場合、入居当日に行います、契約書の内容をよく確認して、契約時には下記の点に注意しましょう。
チェック項目
◆契約期間
通常は1年契約(サービスアパートは1カ月〜契約可)。駐在員は会社の意向で本帰国になる場合があるので、複数年契約は一般的ではありません。
◆デポジット(保証金)の支払い
デポジットと賃料(1カ月分の前家賃)は入居時に支払いするのが一般的。支払い期限が決められている場合は期日までに支払ってください。
◆ 契約者名・会社員・オーナー名
日本人ならパスポート、タイ人ならIDカード(タイの身分証明書)と同じであるか確認しましょう。法人契約の場合、会社と会社、会社と個人の契約になるため、記載の社名が正式なものなのか、住所は勤め先か、勤め先が工場などの場合はタイの本社オフィスにするか、確認が必要です。
◆物件の正式な住所と建物名
ビザやワークパーミットの更新時、銀行等の各種手続きなどで今後必要になるので控えておきましょう。
◆家賃
サービスアパートは税込、アパートは外税が多いので、その点も確認しましょう。
◆中途解約について
アパートやコンドミニアムの最低契約期間は1年です。契約期間内での中途解約は基本的に不可。契約期間内に中途解約した場合、デポジット(保証金)は返金されません。
POINT
- 通常、契約時の支払いは前家賃1カ月分+デポジット(保証金:家賃2カ月分/ペットがいる場合はプラス1カ月以上など)となります。月半ばからの入居は日割り計算になるかなど、オーナーによって対応はそれぞれ。
- 契約時には、パスポートが必要となります。
6 入居
入居当日は、不動産会社が立ち会い、室内のダメージチェック、家具・家電のチェック、鍵の受け渡しを行います。また、入居日にデポジット(保証金)と前家賃を支払うことがありますので、お金を準備しておきましょう。
POINT
- 退去時のトラブルを避けるため、荷物の搬入前に物件のオーナーや不動産会社と部屋の状況確認を。写真や動画を撮っておくと、退去時の高額な請求やトラブルも少なくなります。
- コンドミニアムの場合、入居当日以降はオーナーと顔を合わせる機会がほとんどないため、最初に良い関係を築いておきましょう。
7 退去
退去時に見落としがちな注意点です。
退去手続きは、一般的に次のように行われます。
- 物件サイド(オーナー)に退去レターを出す(退去する30〜90日前)
- 退去日に部屋のダメージチェックが行われる
- 未払いの公共料金や補修費を支払う
- すべての精算が終了後、デポジットが返金される
退去通告期限
契約満了日の30〜60日前までに、契約更新の有無を必ず書面でオーナーに伝えなければなりません。期日を過ぎてから返事をした場合は、そのまま住むか、デポジットの返金なしで引っ越すことになります。
デポジット(保証金)の返金
デポジットは退去から約2カ月以内に返金されますが、部屋の原状回復費用と公共料金を差し引いた金額となります。
デポジットを返金の際には、入居時に支払った際の(デポジット)領収書や証明書の提出が必要となるケースもあるので、退去するまでは保管しておきましょう。
借用品の返却
部屋の鍵(ルームキー)、郵便受けの鍵、駐車ステッカーなどの借用品はすべて返却します。万が一、紛失してしまった場合は借主が紛失代を負担することになるので、管理には注意しましょう。
室内の家具の配置
住んでいる間は家具を好きなように配置しても構いませんが、退去時は元通りの位置に戻しましょう。
退去日の状態確認
退去日は、オーナー・借主・不動産会社の三者で部屋の状態を確認します。
補修費
補修費はコンドミニアム、アパート、サービスアパートで異なります。
コンドミニアムの場合
オーナー次第で請求額がまったく異なります。どれだけきれいに使っていても補修費がかかることがほとんど。相場は1ベッドルームで3,000B程度、2ベッドルームで5,000B程度です。
アパートの場合
アパートの場合も細かいダメージチェックがあります。相場は1万B前後。
サービスアパートの場合
メイドさんが常に部屋の状態をチェックし、不具合があれば都度対処しているため、退去時に補修費が請求されることはほとんどありません。備品の有無のみチェックされます。
ペットによるダメージ
ペットが原因でできた床のキズや噛みキズなどは100%借主負担となります。
その他のダメージや汚れ
1年以上住んでいれば、当たり前に傷や汚れはついてしまうもの。追加費用はかかってしまいますが、オーナーにはきちんと伝えましょう。
意外と多いのが不具合箇所の修繕です。例えば、水道の蛇口のパーツが取れたままになっていると、パーツ代の請求だけでなく蛇口1セット分すべてを請求されることがあります。
また、退去時の清掃にも気をつけてください。清掃が不十分だったり、ゴミを残したまま退去してしまうと、別途クリーニング代を請求されることがあります。
生活スタイルに合わせた物件選び
単身者には至れり尽くせりの「サービスアパート」がイチオシ!
単身の日本人駐在員におすすめなのがサービスアパート。生活に必要な家電や設備、備品が一通り揃っており、様々なサービスが受けられるという点が魅力です。
おすすめのワケ
- メイドサービスが付いている(家賃込み)
- 光熱費(電気代・水道代)が家賃込み
- 最低限の荷物だけで十分
- 朝食やランドリーサービスがある(有料となる場合もあります)
夫婦・ファミリー向け物件はエリアと広さ、ファシリティ重視がスタンダード
夫婦や家族で住むなら、スクンビットエリア(プロンポン〜エカマイ周辺)が便利。日系の飲食店やスーパーマーケット、日本語が通じる医療機関も点在しているので、住みやすい場所といえます。
間取りは家族なら2〜3ベッドルーム、夫婦なら1〜2ベッドルーム程度が生活しやすいでしょう。
また、子どもの遊び場やフィットネスジム、プール、ラウンジスペースなど館内ファシリティが充実している物件を選ぶのも一つのポイント。
このエリアの賃料は、相場が1〜2ベッドルームで25,000〜70,000Bほど、2〜3ベッドルームで70,000〜100,000Bほどです。