みんなが知りたいタイ・バンコクの飲食料品「たまご編」

たまごといえば、普段の食卓で欠かすことができない食材の一つ。
タイのスーパーには様々な種類のたまごが並んでいるので、どれを購入したらいいのかで迷う人も多いはず。そこで、主に生産会社(ブランド)別にタイのたまごを調べてみました。安心して“たまごかけご飯”に使えるたまごもあるので、好みのものを探してみましょう。

白い殻と茶色の殻の違いって?

日本のたまごは白い殻が多く、タイのたまごの殻は大半が茶色です。

母鶏の種類によって違いがあり、日本でよく見かける白い殻のたまごはレグホーン種となります。タイはロードアイランドレッド種などのため茶色っぽいですが、殻の厚さや中身はほとんど変わりません。ただし、たまごの品質は鶏の飼育環境や衛生管理はもちろん、保存状態などが大きく影響してきます。

ピンクの殻は何のたまご?

タイのスーパーでよく見かける「殻がピンクのたまご」は、生たまごでは無くピータンです。タイではよく中華料理に使用されていて、お粥などと一緒に食べることもあります。独特なアンモニアの匂いと癖のある酸味が特徴的です。

 

タイのスーパーで買えるたまご一覧

CP

タイ食料品・小売業最大手である「CP」グループのたまごです。
無投薬飼育鶏のたまごや、オメガ3脂肪酸が多めのたまごなど様々な種類が販売されています。

「CP EGG」公式サイト

https://cpegg.cpbrandsite.com/

「CP」オンライン通販サイト

https://cpfreshmartshop.com/en/egg-product/fresh-egg

BETAGRO

1967年に設立された農業と食品の総合食品事業グループ。バイオセキュリティシステムで鶏を飼育しており、抗生物質を使わずに化学残留物がない環境で安全なたまごを作っています。殻も丁寧に洗浄されており、GMPの基準を満たした高品質のたまごです。

「BETAGRO」公式サイト

https://www.betagro-food.com/en

S-Pure

BETAGRO社は「S-Pure」というブランドのたまごも作っており、衛生的な飼育環境で鶏を飼育しています。「S-Pure」のたまごはNSFインターナショナルから世界初の非抗生物質として認定されました。
https://www.betagro-food.com/en

N&P

オーガニック野菜をメインに生産・販売する食品ブランド。無投薬飼育で育てたフリーレンジ(放し飼いの鶏)の「オーガニックたまご」も作っています。パッケージはバイオプラスチック(生分解性プラスチック)が使用されていて、環境への配慮も特徴。

「N&P」公式サイト

https://www.npfood.com/

My Choice

セントラル・パタナ・グループ傘下の農産物生産・食品製造会社から販売されているフリーレンジ(放し飼いの鶏)のたまごです。

AKARA

たまごの生産・販売を専門とするAKARA(アカラ)。菜食のみのフリーレンジ(放し飼いの鶏)で飼育した鶏のたまごなど多数を扱っており、玉子豆腐なども製造・販売しています。イセ食品のノウハウを活かして作った、「森のたまご(パッキング日より14日間は生食可)」は日本人に人気です。

「AKARA」公式サイト

https://akaragroup.co.th/akara/en/

KING ORGANIC

「King Fresh Farm」のオーガニック食品ブランド。たまごだけでなく肉、野菜、果物なども生産・販売しています。2016年には、アメリカの農務省(USDA)とEUの有機農業規則(EU-Organic)から認証されました。

「KING ORGANIC」公式サイト

https://kingorganicth.com/

Paradise Farm

中部ナコーンナーヨック県にあるパラダイスファームのたまご「黄金たまご」と「瞳」。「黄金たまご」は草やバナナの茎を主食とした鶏のたまご、「瞳」は目にいいマリーゴールドを食べている鶏のたまごです。どちらも生食可能で、日本人向けの商品として日本語表記が付けられています。

GOLDEN LAY

鶏卵および卵加工品販売会社「S. W. Foodtech」から発売されたたまごブランド。オメガ3脂肪酸が含まれるたまごや、フリーレンジたまご、低コレステロールたまごなど多種類ありますが、なかでも人気なのは葉酸が含まれるたまご。GMP及びHACCPの認証を受けており、「OVF」というブランドのたまごも取り扱っています。

「S.W.Foodtech」公式サイト

https://swfoodtech.co.th/

U FARM

鶏肉・鶏卵の生産・販売を専門とするU FARM社。動物栄養士によって管理された特別な穀物を食べて飼育されたフリーレンジのたまご。

「U FARM」公式サイト

https://ufarmthailand.com/

©U FARM

Hilltribe Organics

チェンライの山岳地帯にある農家で育った100&オーガニックのフリーレンジたまご。オメガ3を含んでおり、高タンパク。ホルモン剤や着色料は不使用です。

「Hilltribe Organics」公式サイト

https://hilltribeorganics.com/

©Hilltribe Organics

 


パッケージに付いたマーク一覧

Q GAP

タイ農業・協同組合省(MOAC)の国家農産品・食品規格事務局(ACFS)によって、食品が適正農業規範(GAP)の仕組み・水準に達成した場合に与えられるのが「Q」マークです。商品の種類と生産過程によって、同局認定の Q GMP(適正製造規範)、Q HACCP(危害分析重要管理点)もあります。「オーガニック食品」の証ではないため、こだわる人にとっては要注意です。

Organic Thailand

タイ農業・協同組合省(MOAC)の農業研究局(DOA)が認証する有機農産物のマーク。この認定を受けるには、生産者が応募した後に、同省の専門調査員が現場に行き、実際に農作物を検査した上で認証するそうです。

USDA Organic

アメリカ合衆国の農務省(USDA:United States Department of Agriculture)が運営を行っているアメリカのオーガニック認証制度。製品の栽培・加工・取り扱いについて、厳しいオーガニックの基準が設けられ、その基準を満たしたものだけが認証されます。

EU−Organic

EU(欧州連合)の政策執行機関である欧州委員会(Europian Commission)が制定するオーガニックの規則に則って生産・加工されたものであることを証明する制度のこと。EU加盟国で、商品に「オーガニック」と表示して販売する際に必要です。


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