牛乳は、家族みんなが飲む“健康の必需品”。
とはいえ、タイに来て何を飲んだらいいのか迷った人も多いはずです。
タイでは、牛乳の製法が日本と少し違っていて、メインとなるのは「パスチャライズ牛乳」という、低温殺菌法を用いたもの。日本で主流となっている超高温瞬間殺菌法と比べると、牛乳が持つ本来の美味しさを持ち味とした製法だとされています。
スーパーの陳列棚に“百花繚乱” のごとく並ぶ数々の牛乳。そこからお気に入りの一品を探すために、ぜひ参考にしてみてください。
低温殺菌牛乳とUHT牛乳の違いって？
低温殺菌牛乳（パスチャライズ牛乳）は、UHT（超高温殺菌）牛乳よりタンパク質、ビタミン類、カルシウム、不均一な脂肪分などの栄養が豊富に含まれています。味はUHT牛乳に比べてコクがあり、生乳に近い風味が特徴。そのかわり冷蔵保存が必須で、消費期限も短いです。
meiji
日本人にお馴染みの明治牛乳。タイでは食品小売業最大手「CPグループ」と協力し、1989年に「CP-meiji」として牛乳ブランドを設立。
日本で培った生産技術で作る低温殺菌牛乳は、タイで最大の市場シェアです。同社ではブルガリアヨーグルトをはじめ、乳酸菌飲料なども生産・販売しています。
「CP-meiji」公式サイト
Dutch Mill（ダッチ・ミル）
1984年にタイのナコーンパトム県で設立された大手牛乳生産会社。タイだけでなく、東南アジア各国にも世界基準の牛乳を提供しています。
もともと乳酸菌飲料をメインに扱っていましたが、現在は低温殺菌牛乳とUHT牛乳も生産・販売しており、別ブランドの豆乳「Dna（ディナ）」はタイ人に人気です。
「Dutch Mill」公式サイト
FOREMOST（フォアモースト）
フリースランド・カンピーナ（タイランド）社は、UHT牛乳で国内第1位のシェアです。厳選された牛から搾乳された100％の生乳には、カルシウム、9種類の必須アミノ酸、タンパク質、ビタミンB12、オメガ3、6、9などが豊富に含まれています。
「FOREMOST」公式サイト
https://www.foremostthailand.com/en/
mMilk（エム・ミルク）
近年人気が高まっているラクトースフリー（乳糖が含まれない）牛乳の先駆け、Marry Anne社の牛乳ブランド。最近ではスーパーやコンビニなどに並ぶようになりました。ラクトースフリーの低温殺菌牛乳をメインに展開していますが、普通の牛乳も生産・販売しています。
「mMilk」公式サイト
ChokChaiDairyFarm（チョクチャイ・デイリー・ファーム）
東北部ナコーンシータマラート県にあるアジア最大の牧場のひとつ、チョクチャイファームで生産されている牛乳。低温殺菌牛乳とUHT牛乳を生産し、ココア味、いちご味、チョコモルト味などフレーバーも多数。
Magnolia（マグノリア）
2007年に設立された「F & N Magnolia」はF & N Dairies社の牛乳ブランド。ラクトースフリー牛乳、銀杏入り牛乳などを生産・販売しています。
「F & N Dairies」公式サイト
https://www.fnthaidairies.com/
Dairy home（デイリー・ホーム）
ナコーンラーチャシーマー県のファームで生産されている「Dairy home」の牛乳。化学肥料は一切使用せず、有機農場で育てた牛から採れた新鮮な牛乳はナチュラルで飲みやすい味です。
「Dairy home」公式サイト
北海道特選3.6牛乳
日本から輸入されている北海道牛乳。ホクレンや日高乳業の牛乳が販売されており、常温保存が可能で生乳100％を使用しています。輸入品のため値段は高めですが、タイを含めた東南アジア各国で人気です。
