タイ・バンコクでゴルフを楽しもう!
タイならプロにもなれるかも!?
【2023〜2024年版】

世界屈指のゴルフパラダイスとして名高いタイ。首都バンコクとその近郊には100近いゴルフコースがあり、国内には300近いゴルフコースが点在します。
それらの規模やクオリティの平均レベルは高く、中には著名なコースデザイナーや往年の名プレーヤーが手がけたワールドクラスのゴルフコースが多数存在。初心者から上級者までがそれぞれの腕前で楽しむことができるのがタイの魅力です。

プーケットやパタヤ、ホアヒン、チェンマイなどの人気観光地周辺にも目を見張るような素晴らしいゴルフコースがあり、近年はヨーロピアンツアーやアジアンツアー主管のビッグトーナメントも頻繁に開催されています。

また、2023年からは「タイでプロゴルファーになる夢を叶えよう!」というコンセプトのもと、腕自慢の日本人シニアを対象にした「タイシニアプロゴルフ協会プロライセンス取得テスト」の定期開催もスタートしました。

このように常に“ゴルフライフの新しい波”が生まれるタイ。初心者やこれから始めてみようという人に向けて、タイのゴルフライフを紹介していきます。

Chon Buri-Bangpra International Golf Club-Sriracha(写真:タイ国政府観光庁)

在タイのゴルフ上級者へトピックス!
ゴルフ大国「タイ」でかなえる
プロゴルファーライセンスへの夢

(写真:タイ国政府観光庁)

在タイのゴルフ上級者へ朗報!2023年2月からシニアプロのライセンスを取得するための挑戦がタイで叶うようになりました。

2023年から外国人向けにタイ シニアプロライセンスを取得するためのルール改正が行われ、日本人向けには日本語対応で筆記テストが行われることになりました。8月には TSPGA(タイシニアプロゴルフ協会)がプロライセンスの取得テストを行い、“百獣の王”で知られる武井壮氏も挑戦しています。

2024年の「日本人専用シニアプロテスト」の日程も2月21日・22日・23日と決まり、プロゴルファーとしてのライセンスを取得できる夢がどんどん広がってきました。

タイでシニアプロライセンスを取得すると
こんな特典やメリットが!

従来はタイ語か英語でのみ実施されていた筆記試験が、日本語での受験が可能になりました。実技の前に高かったハードルが一気に低くなったと言えます。

シニアプロライセンスを取得すると、タイのプロトーナメントへの出場が可能です。20223年は全6試合とあまり多くありませんが、今後は試合数も増えていく予定。

タイには「プロ料金」が適用されているコースもあるため、シニアのプロライセンスを取得すればよりリーズナブルな条件でゴルフをプレイすることができるようになります。

タイでは「Zen Golfer’s Factory」がサポート
プロへの道がぐんと近くなる!

タイ シニアプロライセンスを取得するためには試験を受ける必要があります。受験のためには多少煩雑な手続きが必要となりますが、それらをタイでサポートしているのが「Zen Golfer’s Factory」です。TSPGA会員のプロが推薦から手続きまでを手伝ってくれるので、受験者は実際のプレイに集中することができます。

中村映禅Zen Golfer’s Factory代表(右)、自らもTSPGA会員のプロ

タイシニアプロライセンス(TSPGA)の受験資格とは

  • 50歳以上で心身ともに健康な人
  • TSPGA会員の推薦がある人
  • 筆記テストで100点満点中50%以上の正解が必要(日本人専用講習会あり)
  • 実技テストの合格条件は以下の通り
    • (50歳シニアの部)
      2日間でトータル12オーバー以内が合格ライン 総距離6500y
    • (60歳スーパーシニアの部)
      2日間でトータル16オーバー以内が合格ライン 総距離6200y
    • (45歳レディースの部)
      2日間でトータル16オーバー以内が合格ライン 総距離5800y
タイシニアプロライセンス取得に興味のある方はこちらから

https://zengolfersfactory.com/contact/

【揃える!】
ゴルフに必要なものを揃えよう

Prachuap Khiri Khan-Pineapple Valley Golf Club Hua Hin (写真:タイ国政府観光庁)

ゴルフを始めるには「クラブ、キャディバッグ」が必要です。そのほか「シューズ、グローブ、ティー、ボール、ウェア」類なども必須。それらをどうやって揃えたらいいのかを悩みますが、揃えるためのいくつかを紹介します。

日本で買うのとタイで買うのと、どちらがいいのか

まず、日本とタイを行き来する機会が多い人は、日本で買った方がお得になるケースが多いと言えます。
ですがクラブを持ってくるのは大きくて手間がかかり、輸送費がかかる可能性も。
また日本の季節がタイの気候と合っていない時期だとウェア類を探すのが大変です。

近年タイのゴルフショップが充実してきたこともあり、日本の大手メーカーのものや世界的な有名ブランドもしっかりと販売されているので、タイで購入するのも選択肢のひとつです。
タイで購入する方が確かに割高にはなりますが、運ぶ手間や輸送費を考慮すると、タイで購入するほうが良いという考え方もあります。

タイ・バンコクで買うなら、どこがいいのか

ゴルフパラダイスタイは、もちろんゴルフショップも充実。日系のショップも進出しているので、覗いてみるのもいいかもしれません。日本人の日頃の生活圏内にあり、行きやすい場所にあるショップの代表としてはドンキモール トンローにある「ゴルフ パートナー」があります。

また、タイに住む日本人ゴルファーなら必ず知っているのが、BTSサラデーン駅直結の「タニヤプラザ」。近年、大改修が行われ、より買い物がしやすい造りになりました。客足も戻ってきて、ほぼすべてのショップが営業しています。ナショナルブランドのオフィシャルショップはもちろん、中古ショップも充実。場所柄、日本語を話せるスタッフがいるショップもあるので、「今、流行りのグッズやギア」を詳しく聞いてみるのもいいかもしれません。クラブだけではなく、ウェアーやシューズをはじめとした小物類のショップも多いので、ここで全て揃えようと思えば揃えることができるでしょう。

そのほか近年になってタイのローカルショップも充実してきています。
2020年のオープン以来注目されている「TRANSVIEW GOLF」は、本間ゴルフやキャロウェイ、タイトリスト、オデッセイなどもラインナップ。

品数が豊富なため初めて訪れると目移りするほどです。タイのショップには珍しくボールの種類も豊富。グローブやティーなどの小物類は日本製を多く扱っています。
場所は日本大使館のすぐ近くで、ルンビニ公園の北側にある「Kian Gwan 3ビル」の1階。最寄駅のMRTルンビニ駅やBTSラチャダムリ駅からは徒歩5分程度です。

「タニヤプラザ」内観はもとより外観も一新
「タニヤプラザ」まるでブティックさながらのお洒落なウェアーの店も
「タニヤプラザ」中古ボールもタニヤプラザならさらに安く購入できる
「タニヤプラザ」有名ブランド品を扱うショプも。プロモーションも不定期で行われている
「タニヤプラザ」クラブ関連も話題の最新モデルが並ぶ
日本のショップでもおなじみの有名ブランドもラインナップしてる
(TRANSVIEW GOLF)
プロのアドバイス付きで買い物ができるゴルフスクール内のショップもオススメ(ZEN Golfer’s Factory)

ゴルフクラブとキャディバッグは…

クラブとキャディバッグはメイングッズです。
それだけに見栄を張って性能のいいものや格好いいものが欲しくなるところ。

特にクラブは値段もそれなりにするので悩みどころですが、プレーするための自分自身にあったクラブなのかを見極めるのがポイント。
ゴルフを始める人が見た目だけを重視してクラブを揃えると、後々後悔するのは良く聞く話。
ショップやレッスンプロにクラブを選んでもらうのがオススメです。

ウェアとシューズは…

格好いいウェアやシューズは選びがいがあります。
ウェアは好みのデザインを選ぶなかで、素材はコットンよりも吸汗制が高い化学繊維を採用したものがベター。

タイは暑くて湿気もあるのでラウンド中はかなりの汗をかきます。
吸汗制が高い素材のウェアはよくできており、汗を吸い込んで乾かす機能があるため比較的快適です。

シューズは初心者ならスパイクレスがオススメ。
金具より芝などに引っ掛かる心配もなく、軽くてグリップ力がきちんとあります。

(写真:タイ国政府観光庁)

ボールは…

ゴルフを始めてみると実感できるのですが、ボールにはコストがかかるものです。
メジャーブランドの新品ボールだと1ダースで1,500B〜2,000Bとかなり高額。
初心者はボールを池に落としたりして失くすことが多いため、もったいないところ。

最初は1ダース300Bほどから購入できるロストボールが良いでしょう。
たいがいのゴルフショップやゴルフコースには売っているので、簡単に手に入ります。

【習う!】
ゴルフスクールで基本から始めてみる

ゴルフは最初の基本が大切だと言われます。自己流で始めてしまうと、後になって最初の癖が抜けずに困ることが多々あること。
一緒に練習場へ行く友人や、コースでラウンドした上手な人などに教わるのも一長一短があります。
教えてくれる人の癖や持論に沿うことになるため、その人に合ったスイングでも自分には合っていないかもしれません。

そこでゴルフを始めるのにまずはゴルフスクールに通ってみるのはいかがでしょうか。
バンコクにはゴルフスクールがいくつかありますが、やはり日本人のレッスンプロがいるスクールが安心。

レッスンスタジオもスクンビットエリアにあり、通いやすいので長続きもしやすい。
仕事帰りや買い物のついでレッスンを受けることができるのも嬉しいところ。

レッスンプロに相談すれば、どんなクラブセットを買ったらいいのかなども、上達につながるアドバイスがもらえます。

レッスンプロがマンツーマンで指導してくれる(ZEN Golfer’s Academy)
GOLFZON PARK」に在籍する丸山プロは在タイ歴16年のベテラン。プレーヤーとしての実績も確かで、タイのシニアプロツアーでは数度にわたり優勝経験を持つ。「10人いれば10通りの教え方がある!」がレッスンのモットー

最新型機材を使ってスイング解析

日本でゴルフの練習場に行くとレッスンプロがいて、その人からマンツーマンで教わることが多くありますが、バンコクではインドアの屋内施設が主流。
気候が通年暑いので、エアコンが効いた室内だと快適に集中して練習できます。

また、最新型のスイング解析機などを使用しているので、自分自身のスイングを解析した上で理論的にレッスンが可能。
さまざまな角度から自分のスイングがわかることで利点が多く、納得してプロのアドバイスに従いながら上達を目指すことができるでしょう。

実際のゴルフコースでティーチング

「実際のゴルフコースの中でレッスンを受けることができる!」日本ではまず考えられないような事ですが、リアルなレッスンを受けることができるのもバンコクならではです。

「ZEN Golfer’s Academy」は、バンコク中心部から車で40分ほどのところにある「レガシーゴルフクラブ」内にある中級〜上級者向けのティーチング施設。
実際のゴルフコースという素晴らしい環境の中で、一段上のゴルファーを目指す人たちがレッスンを受けています。

天然芝の打席にショートゲームエリアのほか、パッティンググリーンなどが揃い、多くのゴルファーから好評です。
少し腕が上達したら、このような施設を使って次のレベルへ進んでいくのも良い目標かもしれません。

高性能シミュレーションマシーンを体感

多くのゴルフスクールがスイング解析機を導入して、あらゆる角度からその人のスイングを分析しながらレッスンに役立てています。
高速カメラや画像計測ソフトを装備して、スイングやフォームの詳細をチェックしながら、正しいスイングを身につけていくのが一般的です。
シミュレーション打席の進歩もめざましく、目の前に映し出されるコースの画像やボールの飛び方などもリアルになっています。まるで実際のコースにいるような感覚でゴルフを体感できるでしょう。

【周る!】
コースでラウンドを楽しもう

冒頭で「タイはゴルフパラダイス!」と書きましたが、その所以はまさしく実際のゴルフコースにあります。
なにしろバンコク近郊に100近いコースがあり、少し足を伸ばせば名門コースや美しいリゾートコースが点在。

南国特有の気候でラウンドするのはとにかく気持ちがいいもの。
道具を揃え、スクールを決めたら、次は実際にゴルフコースへ出てゴルフを楽しみましょう。

ゴルフコースと季節ごとの特徴

日本と少し違う特徴を持つタイのゴルフコース。
気候は通年“日本の夏”に相当しますが特有の季節には違いがあり、「暑季・雨季・乾季」の3つに分かれます。

暑季は3〜5月の間となっており、1年で最も気温が高くなる時期。地域によっては40度を超えることもあるので、ゴルフをしている際の熱中症には注意してください。

その後に来るシーズンが雨季の6〜10月。気温は30度台の日が多く、毎日のようにスコールが降ります。ラウンド中に突然の雨に見舞われることもあり、プレーの中断なんていうこともしばしば。フェアウェイやグリーンが湿っていることも多く、初心者には難しく感じるコースコンディションの日が多くなります。

そして次に乾季の11〜2月。タイが最も過ごしやすくなるシーズンで、ゴルフにとってもベストシーズン。海外からも多くのゴルファーがタイを訪れます。雨もほとんど降らず、気温も低めなので、快適にラウンドを楽しむことができるでしょう。

キャディとカート

プレーヤー1人にキャディ1人が付く(写真:タイ国政府観光庁)
カートはプレーヤ−1人に1台、キャディが運転してくれる(写真:タイ国政府観光庁)

日本との最大の違いは、プレーヤー1人にキャディ1人が付き、1台のカートでラウンドすることができます。
手押しカートを選択できるコースもありますが、なにしろ暑いのでカートがオススメ。

タイでは18ホールをスルーでプレーするのが一般的です。
日本では昼食などを挟むことも多いですが、タイだとラウンドの途中で休憩しながら、空腹時は軽食を食べたりします。
そのため早朝スタートのラウンドなら昼前に終わることもよくあること。

「1キャディ+1カート」でスループレーなこともあり、サクッとゴルフを楽しめるのもタイの特徴です。

インドアでコースラウンドを体感

エカマイ・パワーセンターの3階にある「GOLFZON PARK

最近、バンコクで話題になっているのがシミュレーションゴルフです。大きなスクリーンにリアルなコースの画像が映し出され、その前で実際のクラブを持ってラウンドしていく。
ゲームで有名な“みんなのゴルフ”の世界に入って実際にゴルフをするようなイメージもありますが、仮想空間でラウンドするといった表現の方が当てはまるかもしれません。

このシミュレーションゴルフを楽しめるのが、エカマイ・パワーセンター(BIG C)の3階にある「GOLFZON PARK」。
「GOLFZON VISION」という最新型の高性能シミュレーターを採用して、世界の300以上のコースから好きなコースを選べ、そのアンジュレーションなども再現。打席の足元が実際のゴルフ場と同じ傾斜を生み出すという、まさに本当のラウンド感覚を楽しめます。

同ショップの良いところは、シミュレーションゴルフを複数人でプレイできることも大きなポイント。
個室で飲食を楽しみながら、歓談を交えてのラウンドも可能です。
冷房の効いた快適な空間で、天候も日没も気にせずゴルフに興じることができるので、プライベートの小規模コンペやパーティーラウンドなども存分に楽しめます。

初心者にもオススメのバンコク首都圏ゴルフコース 5選

初心者に向いているコースは、フェアウェイが広く、なるべく平坦で直線的なコース。とは言っても、どのコースも手応えいっぱいで、中級者以上でも楽しめるでしょう。ここでは、タイ国政府観光庁も推奨する人気のコースを紹介します。

The Pine Golf & Lodge

バンコク中心部から少し離れますが、郊外らしい自然と大きな湖のある美しい景観の中でゴルフを楽しめます。料金が安いのも魅力です。
https://www.thai-golfcourse.com/golf-course/the-pine-golf-lodge-2/

@タイ国政府観光庁

Rose Garden Golf Club

ローズガーデン・ゴルフクラブはバンコクの西、ナコーンパトム県にある美しい景観が魅力のコースです。場所はバンコク中心部から約35〜40km、道路が空いている時間帯ならおよそ45分〜1時間でアクセスできます。7200ヤードの広々とした敷地内にはその名の通り美しい花々が随所に咲き、トップシーズン(2月~4月)にはまさしくバラ園のなかで優雅にプレーできます。フェアウェイは広めで比較的アップダウンが多く、ゴルファーを飽きさせません。

https://www.thai-golfcourse.com/golf-course/rose-garden-golf-club-2/

@タイ国政府観光庁

Thanya Golf Club

27ホールのコース。木々に囲まれたリラックスした雰囲気の中でラウンドを楽しめます。料金が安いところも初心者向きです。

https://www.thai-golfcourse.com/golf-course/thanya-golf-club-2/

@タイ国政府観光庁

Bangpoo Golf and Sports

バンプー工業団地内にあるゴルフコース。アーノルド・パーマーによって設計されたチャレンジングなコース。初心者には少し難しいかもしれませんが、チャレンジてみてはどうでしょうか。

https://www.thai-golfcourse.com/golf-course/bangpoo-golf-sports-2/

@タイ国政府観光庁

Lakewood Country Club

J. Michael Poellet Golf Design Group 設計のコースです。レイク・コース、ウッド・コース、そしてロック・コースの3つのコースを楽しむことができ、様々な種類の木々や草花に囲まれながらプレイできます。タイらしい景観の中をリラックスしてラウンドするのに向いていると言えるでしょう。バンコク中心部からは20kmほどなので、アクセスもいたって快適です。

https://www.thai-golfcourse.com/golf-course/lakewood-country-club-2/

@タイ国政府観光庁

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