Vol.2 初めての妊娠〜病院選びのポイントは〜

病院選びのポイント

私がタイでの出産を検討した際、候補にした病院はバムルンラード病院とサミティヴェート病院の二つ。訳あって両方の病院で妊娠初期の健診を受けた為、比較して決めることができました。
2つとも多くの日本人に選ばれてきた病院で、日本人の出産実例も数多く、どちらを選んでも問題なかったと思います。今回は比較検討して経験したことに基づいた、病院選びのポイントです。

日本人対応が手厚い


おそらく日本人がかかる病院は、日本人窓口があったり、サポートが充実していたりするので、困ることはないと思います。
より多くの日本人に対応できる体制が整っている病院では、日本人通訳の数が多くて通訳待ちの時間が少なく、日本語が話せるドクターが在籍している場合は細かい意思疎通が取れて安心です。

妊婦健診で何度も通院することを考えると、1回1回の健診で時間短縮ができるのは嬉しいことでしょう。
さらに、日本語が話せるドクターにお願いできれば、実際の出産時に通訳の方が立ち会わなくてもコミュニケーションが取れて心強いこと間違いなしです。
もちろんそうでなくても、説明が必要な時には通訳の方が立ち会ってくれますし、出産が進めば、あまり色々なことを考えられなくなるので、“push!(力んで!)”という言葉だけで事足りました…。

余談ですが、魅力に感じたのは、サミティヴェート病院の日本人向け出産パッケージ。それは基本的な出産と入院の内容だけでなく、産後のマッサージチケットや有名な和食店が提供するお祝い膳に、入院部屋にフォトグラファーを呼んでのニューボーンフォト撮影などが含まれた超豪華パッケージです!残念ながら私は利用しませんでしたが、日本人の妊婦の心を掴む素敵なパッケージだと思いました。保険や会社の制度によってパッケージが使えない場合もあるそうですが、予め確認しておくと良いかもしれません。

自宅から通いやすい

妊婦健診・出産だけでなく、産後ケアや子どもの健診、予防接種などで通い続けることを考えても、通院のしやすさは重要です。
バンコクは渋滞がひどくて巻き込まれた場合、病院に到着できずに車の中で出産するということもよく聞きます。交通警察には渋滞の中バイクで駆け付け、車中での出産をサポートする「助産係」があるという都市伝説のような本当の話も…

自宅と病院との距離は病院を選ぶ際に気を付けたいポイントの一つではありますが、直線距離でなく、車、電車、徒歩などでの通院ルートや移動時間で病院を選ぶのが良いと思います。
私は、第一子出産と第二子出産の間に、メイン通りの北側から南側に引っ越しました。直線距離では、出産した病院とそれぞれの自宅の距離はほとんど変わりませんでしたが、車での移動時間は半分程度になりました。出産のタイミングはいつ訪れるかわかりません。
その時どのように病院へ行くかシミュレーションをしたり、早めに入院バッグを用意しておいたりするとなお安心だと思います。

第一子の妊娠・出産時、バムルンラード病院は自宅の最寄りではありませんでした。
車で20分ほどの距離です。妊婦健診は問題なく通えましたが、第一子の長女は急な発熱や体調不良の時は自宅から一番近く、待ち時間も比較的少ないサミティヴェート病院にかかっていました(定期健診と予防接種はバムルンラード病院の小児科のかかりつけ医にお願いしていました)。
その場合、本来出産した病院で管理されているカルテと病歴や薬の処方歴などを自分自身で管理しなければならないため、都度かかりつけ医に説明する必要があります。実際に長女の症状を診てもらったわけではなく、説明が難しいと感じるケースもあったので、このような病院のかかり方はあまりおすすめできません。
ずっと通うことを念頭に、病院を選ぶことをおすすめします。

信頼できるドクター


ドクターとの相性、信頼も非常に大切です。
母子の命を預けるのですから妊娠出産に疑問や不安はつきもの。
私がバムルンラード病院を選んだ一番の決め手は、担当してくれたドクターとの出会いでした。

ドクターのタイプは、何でも「マイペンライ」と言ってくれる先生や、きちんと管理して指導してくれる先生など、様々です。
私がかかったドクターは、前者。「本当に大丈夫なのか?」と思うこともないことはなかったですが、色々なことを気にしすぎず、ストレスも多すぎない妊娠期間を過ごすことができ、私には合っていたと思います。

実は、一度目、二度目の妊娠中に緊急入院を一度ずつ二度経験しました。
二度とも自宅から病院へ電話した時は非番だと言われたのに、病院に到着して診察室へ運ばれた時には駆けつけてくれていたのです。
どうやら病院のすぐそばにお住いのようでした。緊急入院で大きな動揺や恐怖を抱える中、いつものドクターに診てもらうことで安堵でき、ドクターの優しさと頼もしさに励まされ、このドクターにお願いできてよかったなと思います。

気をつけることは病院によってエコーがドクターの持ち物になっているようなので、ドクター選びは注意が必要です。
つまり、ドクターによって、健診時にエコーや3D画像 や4D画像を見られるかどうか変わります。
もしエコーの機械を持たないドクターが主治医だった場合、エコーを確認したいときは機械を持つドクターに予約を入れる必要があるということです。
ドクターによって診察代に大きく差があるのもこれが理由。
私のドクターは4D画像を見られる機械を持っていて、妊娠初期と中期に2回4Dを見せてくれましたが、胎児の顔や手などの位置で上手く見られなかったときは次回もう一度トライしてくれたり、エコーの予定がない健診時でも気になることがあればさっとエコーを見てくれたりと、柔軟に対応してくれました。

最後に

以上、私の経験に基づく病院選びのアドバイスでした。どの病院を選んでも、きっとメリットデメリットはあります。病院に求める優先順位は人それぞれだと思いますので、自分の中で一番大切なポイントを軸に決めるのが良いでしょう。ぴったりの病院とドクターに出会えることを願っています。

YUMEKO

在タイ5年目webライター。バンコクで2度の妊娠・出産を経験。アート・トリップ・ファッションと、「日常+カルチャー」をモットーに、ママも子どもも楽しい育児メソッドを模索中。ライフワークは、素敵なホテル・カフェ巡り。大の甘党、アフタヌーンティーが好き。

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