タイ在住者のための予防接種(ワクチン)

タイ在住者のための予防接種(ワクチン)

A型肝炎

衛生環境が整わない場所で、経口感染や糞口感染によって伝播する肝炎ウイルスです。2〜7週間の潜伏期間の後に、発熱、全身の倦怠感、食欲不振、吐き気や嘔吐が見られ、数日後に黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなる)が現れます。


B型肝炎

B型肝炎ウイルス(HBV)に感染することで発症する肝臓の感染症。一過性と持続性に分けられ、発症すると肝炎や肝硬変といった肝臓の病気を引き起こす可能性もあります。


破傷風

破傷風菌が傷口から入り込み、開口障害やけいれんなどを引き起こす致死性の高い病気です。破傷風の症状は、全身に筋肉けいれんが生じる“全身性破傷風”が特徴。


狂犬病

狂犬病ウイルスに感染した犬やその他の動物に咬まれることで引き起こされる病気。一度発症すると致死率は9割を超えるといわれています。咬まれた後にも追加接種が必要です。


日本脳炎

日本脳炎ウイルスに感染した蚊によって媒介される感染症。重篤な急性脳炎の後、神経に後遺症が残る可能性が高い病気です。


子どもに必要な予防接種

日本で定期予防接種として行われているものはタイでも必須。また、任意接種とされているもののうち、水痘、おたふく風邪、A型肝炎の接種も推奨されています。なお、日本人学校では予防接種記録の提出は不要とされていますが、公立学校およびインターナショナルスクールなどの私立学校では入学時に提出を求められる場合があるので、事前の確認が必要です。

※情報参考
外務省・タイの医療事情


この記事をSNSでシェア!



一番上へ戻る